元永定正 MOTONAGA Sadamasa, 1922−2011

元永定正《あかいしかくはみどりとみどり》
《あかいしかくはみどりとみどり》
1993年 紙・シルクスクリーン 64.4×46.0cm
森秀貴・京子コレクション
元永定正《せんのまわりに》
《せんのまわりに》
1994年 紙・シルクスクリーン 46.0×64.4cm
森秀貴・京子コレクション

三重県生まれ。三重県立の上野商業学校(現上野商業高等学校)卒業。

国鉄職員をしながら漫画家を志す。召集されるも不合格となり帰省、郵便局に転職し油絵を始める。肉体労働など様々な職業を経て抽象画に出会い、1955年吉原治良の具体美術協会(54-72)に参加(71年まで)。着色した水をビニールシートに入れて吊るした「水の彫刻」を出発点に、奇抜な発想ととぼけたようなユーモアを平面作品や立体作品、ときにパフォーマンスにと柔軟に展開した。

独自の抽象画による絵本も人気が高い。国内外での受賞多数。