田中田鶴子 TANAKA Tazuko, 1913−2015

田中田鶴子《たからもの》
《たからもの》
1960年頃 カンヴァス・油彩、アクリル 18.1×26.0cm
田中田鶴子《円と線》
《円と線》
制作年不詳 カンヴァス・アクリル 91.0×117.0cm

田中田鶴子プロフィール

朝鮮の仁川で生まれ、16歳まで中国の青島で過ごす。多摩美術専門学校を卒業。
在学中に旺玄社展に入選、旺玄社賞を受賞。

1936年新制作派協会(のちの新制作協会)結成にともない同展に出品、以後毎年入選を果たす。1947年女流画家協会創立に加わる。同年より新制作展に出品し1952年新制作協会賞を受賞後、新制作協会会員となる。1954年日仏米抽象芸術展(ブルックリン美術館)出品、また同年目黒から三鷹市牟礼に転居する。

1956年「世界・今日の美術展」出品。1960年第4回現代日本美術展優秀賞受賞およびグッゲンハイム国際美術展、1961年第6回サンパウロビエンナーレ出品。同年東京画廊にて個展。1962年女流画家協会および新制作協会を退会、以後個展およびグループ展に発表の場をうつす。

1979年第七画廊にて個展。1982年バルセロナ工科大学ガウディ研究所に招待され、同地に半年滞在。1988年ストライプハウス美術館(東京)にて個展「楕円と線」、日本画廊(東京)にて個展「時間と空間」開催。2005年日本画廊(東京)にて個展。
三鷹市美術ギャラリー開催の「桜井浜江・田中田鶴子・桜井寛 三人展-三鷹市所蔵作品より-」(2006年)、「画家のかたち、情熱のかたち-桜井浜江 髙島野十郎 田中田鶴子 ラインハルト・サビエ-」展(2010年)に出品。