公開日 2020年07月10日
上演時間:1時間50分(途中休憩なし)
三鷹市芸術文化センター 星のホール
チケット | *本公演は終了しました。 【全席自由】(日時指定・整理番号付)*未就学児は入場できません。【会員】前売2,000円・当日2,500円 【一般】前売2,500円・当日3,000円 【U-25】前売・当日とも1,500円(公演当日、年齢が確認できる書類を拝見) 【高校生以下】前売・当日とも1,000円(公演当日、学生証を拝見) ★早期観劇割引☆平日昼公演割引 すべて500円引き |
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出演 | 作・演出:山下 由 出演:阿波屋鮎美、北村美岬、黒木龍世、小林涼太(ピストンズ)、 齋藤 亘、藤井治香(le 9 juin)、村田正純、吉岡あきこ、 四柳智惟、藤田りんご(Pityman) *本公演に出演を予定していた宮部純子さんは、残念ながら一身上の都合でやむを得ず降板されることとなりました。 |
チラシPDF | |
託児サービス | あり *10/3(土)のみ |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
★…早期観劇割引 ☆…平日昼公演割引 【託】…託児サービス
【STORY】
丘の上にある代理出産施設
“ミルクホーム青井クリニック”
通称“母の家”では今日もレクリエーションの歌が聞こえる。
依頼人に子供を引き渡すために代理妊娠するのは、もはや女性だけとは限らない。
男も女もみんな妊婦。
最近はよく母のことを思いだす。
母も私を産まなければ、足腰が弱くなる前にもっと大好きな山に登れただろう。
妊婦たちの暮らす山間の代理母父出産施設では、今日もレクリエーションの歌が聞こえる。
「あんなところに山なんてあったっけ?」
すすけた窓から見える山は日に日に大きくなる。山はそのうち何もかも飲み込んでしまいそうだ。
男も女もみんな妊婦で、男に妊娠してもらうほうが、料金がちょっと安い世界のお話。
作・演出 山下 由さんからのメッセージ
ネクストセレクションに選んでいただけて、とてもとてもうれしいです。
誰かに選んでもらえることは、いつもうれしいです。
逆に自分で何かを選ぶことは苦手で、いつも大変です。
流れに身を任せ、選ばないようにしながら気がつくと困ったとこに
来ちゃったな、なんてことも多々あります。
世界が大変な状況にあるこの中で、集まることができたなら、誰かに
子供を産んでもらい、誰かの子供を産み、遠くにみどりの山が盛り
上がるこの作品を作ります。劇場でお会いできますように。
【山下由プロフィール】
広島県出身。オーストラリア、ロンドンへの短期演劇留学を経た後帰国し、Pitymanを旗揚げ。「会話劇においてもっとも重要な要素は身体である」という考え方から、俳優自身の人生の中から立ち上がるものを重要視している。
劇中に登場する女性描写のリアルさから作者が女性だと思われることも多い。
若手演出家コンクール2013年、2014年優秀賞
第8回せんがわ演劇コンクール劇作家賞
門真国際映画祭2019舞台映像部門最優秀編集賞、優秀作品賞
【劇団プロフィール】
『ぜんぶのあさとよるを』
2014年11月 pit北/区域 撮影:阿萬芽衣
読み方は「ピティーマン」
山下由の脚本、演出作品を上演する団体。
繊細な日常描写、ドライでありながらさみしさを抱える青年たちを会話劇で描き、モザイク的にシーンを切り取り合わせる作風。
「いちばん大きなものは、いちばん小さなものの中に」を標榜。
小さな部屋の片隅の“なんでもなさ”から世界を照らし出そうとしている。
HP|https://www.pityman.com/
Twitter|@pityman16