公開日 2019年10月23日

【次回企画展(予告)】

壁に世界をみる―𠮷田穂高展

2019年12月7日(土)~2020年2月16日(日) 
会場:三鷹市美術ギャラリー

壁に世界をみる―𠮷田穂高展_flyer
開館時間 10:00-20:00(入館は19:30まで)
休館日

月曜日

(1/13(月)は開館)、1/14(火)、年末年始(12/29(日)~1/4(土))
観覧料

一般600円/65歳以上・学生(大・高)300円
*中学生以下および障害者手帳等をお持ちの方は無料

割引入場券

三鷹市美術ギャラリー
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
電話:0422-79-0033
主催:三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団

助成:芸術文化振興基金 芸術文化振興基金

𠮷田穂高(1926-1995)は旅を愛し、45カ国以上の地を訪れた版画家です。旅先で彼の心をとらえたのは名所風景ではなく、その土地に息づく無名の壁や塀、柱、標識、家といった身近な対象物でした。穂高の画風は時代ごとに大きく変化していますが、こうした対象物への偏愛は創作活動と並行して継続し、彼が旅先で撮影した膨大な写真のコレクションはやがて穂高の作品世界を創る際に欠くことのできない要素となっていきます。

穂高の創作活動に大きな影響を与えたのは、「𠮷田家」という家族の存在です。父は太平洋画会の創立に関わった洋画家で後年は版画家となった𠮷田博、母は女流画家の𠮷田ふじを、15歳年上の兄・遠志も画家への道を歩み、世界を旅する「美術一家」のなかで成長しました。中学時代に開戦となり、徴兵猶予のため1944年旧制第一高等学校理系に進学。そこで現代短歌へ傾倒し、家族に習うことなく独学で油彩を始めます。

戦後は短歌活動のほか日本アンデパンダン展などに油彩画を出品し、画家としての一歩を踏み出しますが、50年代前半には短歌から離れて活動の軸足を版画に移します。

55年兄とともにアメリカ・中米を旅行した際、古代マヤ文明に強い衝撃を受け、この後は生命感をテーマにした力強い抽象木版画へと作風を変化させていきます。

63年に再び渡米した際には、当時全盛であったポップアートに触発され、木版に写真製版を併用した独自の技法を開拓します。

72年にはオーストラリアで撮影したスナップ写真を素材にした作品を制作し、『私のコレクション』シリーズを開始します。それまで撮り溜めた各地の写真を素材にしたこのシリーズには、アトリエがある三鷹市井の頭で取材した題材も描かれています。

*

本展では、穂高の没後25年を機にこれまで紹介されていなかった油彩画や初期版画作品にも注目し、その原点から晩年にいたる作品をご紹介します。もの云わぬ〈壁〉と語り、無限に広がる世界をみた𠮷田穂高の感性は、今なお新鮮な輝きを放っています。

※会期中、一部展示替えあり


《秋》 1948年 油彩、カンヴァス 60.5×80.5cm
《秋》 1948年 油彩、カンヴァス 60.5×80.5cm
《Old City Mud Wall》 1954年 木版、紙 29.0×40.5cm
《Old City Mud Wall》 1954年 木版、紙 29.0×40.5cm

 

《呪術者》 1956年 モノタイプ、紙 79.0×52.0cm 東京国立近代美術館
《呪術者》 1956年
モノタイプ、紙 79.0×52.0cm 東京国立近代美術館蔵
《地佑(黒い輪 No.3)》	 1961年 木版、紙 87.3×57.0cm
《地佑(黒い輪 No.3)》  1961年
木版、紙 87.3×57.0cm
《章No.1》 1964年 リトグラフ、紙 67.0×52.0cm
《章No.1》 1964年
リトグラフ、紙 67.0×52.0cm

 

《湖畔の神話、A》 1970年 シルクスクリーン、紙 51.0×37.8cm 町田市立国際版画美術館蔵
《湖畔の神話、A》 1970年
シルクスクリーン、紙 51.0×37.8cm
町田市立国際版画美術館蔵
《町外れの神話、昼》 1977年 亜鉛凸版・木版、紙 58.8×43.8cm 町田市立国際版画美術館蔵
《町外れの神話、昼》 1977年
亜鉛凸版・木版、紙 58.8×43.8cm
町田市立国際版画美術館蔵
《新しい壁の中の古い壁》 1982年 亜鉛凸版・木版、紙 67.8×50.7cm
《新しい壁の中の古い壁》 1982年
亜鉛凸版・木版、紙 67.8×50.7cm

 

《サンミゲル旧一番通り》 1987年 亜鉛凸版・木版、紙	42.0×66.0cm
《サンミゲル旧一番通り》 1987年
亜鉛凸版・木版、紙 42.0×66.0cm
《赭の壁、B》 1995年	亜鉛凸版・木版、紙 41.5×65.5cm
《赭の壁、B》 1995年
亜鉛凸版・木版、紙 41.5×65.5cm

 

[関連プログラム]

● ギャラリーツアー

【講 師】 吉田亜世美(美術家/𠮷田穂高氏長女)
【日 時】 2020年1月25日(土)14:00〜
【会 場】 三鷹市美術ギャラリー展示室
【参加費】 無料 *観覧料が必要です

当日、直接会場へお越しください


ワークショップ こどもアートクラブ
 (かべ)世界(せかい)をつくろう

(かべ)いっぱいにいろんな(くに)(えが)いて、
世界一周(せかいいっしゅう)(たび)()よう!

【日  時】 2020年1月18日(土)10:30〜15:30
【会  場】 三鷹市美術ギャラリー、三鷹市芸術文化センターB1Fアートスタジオ
【企画・進行】 NPO MAG-net(マグネット)
【対象・定員】 小学生〜中学生・20人
【参 加 費】  2,000円(材料費込み)
【応募締切】 2020年1月8日(水)必着 ※応募者多数の場合は抽選となります

【申込方法】
 往復はがき または faxにて
 1)住所 2)氏名(ふりがな) 3)性別 4)学校名 5)学年
 6)電話番号・fax番号(faxでお申込みの方にはfaxで返信いたします)
 7)どこから情報を得たのか 8)往復はがきの方は返信用はがき宛先(住所・氏名)をご記入のうえ、

  〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1 三鷹市美術ギャラリー ワークショップ係 宛
  (fax:0422-79-0030)

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