公開日 2019年04月29日
会場:三鷹市美術ギャラリー
開館時間 | 10:00〜20:00(入館は19:30まで) |
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休館日 | 月曜日 (7/15・8/12は開館)、7/16(火)、8/13(火) |
観覧料 | 会員640円 / 一般800円 / 65歳以上・学生(大・高)500円 |
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
電話:0422-79-0033
主催:三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
協力:南天子画廊 ウェブサイト ☞ http://nantenshi.com/
出品作家:依田寿久 公式サイト ☞ https://www.toshihisayoda.com
依田順子 公式サイト ☞ https://www.junkoyoda.com/
依田洋一朗 公式サイト ☞ http://yoichiroyoda.com/
2012年に当館で開催した「記憶のドラマ 依田洋一朗展」を発展させ、
依田洋一朗(1972年-)とその両親依田寿久(1940年-)、依田順子(1943年-)の作品各20-30点を展示します。
彼ら3人はニューヨークの一角にある倉庫のように広いワンルームの空間で、ともに描き暮らしています。
そのアトリエの様子を交え三者三様に展開する絵画空間をお楽しみください。
1966年、26歳の依田寿久は横浜から2週間の船旅を終えてロサンゼルスに着きました。荷物は画材の詰まったトランクふたつ。そこで8か月間働いて、本来の目的のニューヨークに向かいます。ベトナム戦争反対の3万人のデモのなか、1967年の春、念願のニューヨークに到着しました。
当初2年で帰る予定でしたが寿久は戻りません。追うようにして1969年、同じ武蔵野美術大学に通った順子は、寿久同様2年で帰ると両親に言い残して羽田からニューヨークに向かいます。ニューヨークに着いたのは1969年1月9日、寒い雪の日でした。
それから、今年で50年です。
1972年8月19日、渡米後はじめて帰国した寿久と順子は日本で洋一朗を生み、その3か月後、ふたたびニューヨークに返りました。
それからでも47年です。両親同様画家となった洋一朗も47歳になります。
今、彼ら3人は、ニューヨークのロウアーマンハッタンにある5階建てビルの4階ワンフロアを自宅兼アトリエとして、日々制作に励んでいます。
彼らにとって日常とアートを分けるものはなんでしょうか。そもそもそこに境界はあるのでしょうか。彼らといわず我らといわず、さて、アートとはなにか特別なはからいごとなのでしょうか。
彼ら3人の作品と生活は、そんなことを問うているようにも見えます。いや、おそらくそうではなくて、そこにはただ、生活があるのでしょう。日々の生活が、そこにはただあるのでしょう。
三人の画家の50年を、どうぞごゆっくりご体験ください。
依田寿久《無題 #70-11》
1970年 122.2x181.5cm
写真撮影:奥村光也
依田寿久《無題 No.4》
1980年 122×183cm
大原美術館蔵
依田寿久《無題 #17-87》
1987年 270×173cm
東京国立近代美術館蔵
依田寿久《カヤツリグサ》
2009年 91.4×71cm
写真撮影:奥村光也
依田寿久《三角形シリーズ-レリーフ》
2012-13年 各26.6×26.6cm
写真撮影:奥村光也
依田順子《ニューヨーク港》
1988年 152.5×163cm
写真撮影:奥村光也
依田順子《大気へ》
1997年 227.5×181.5cm
大原美術館蔵
依田順子《宇宙/地球》
2013-2014年
写真撮影:奥村光也
依田順子《アンターマイヤー噴水 #17(セントラルパーク)》
2014年 20.5×25.3cm
写真撮影:奥村光也
依田順子《リリーのコーナー #5》
2018年 20.5x25.3cm
写真撮影:奥村光也
依田洋一朗《心の奥底で》
1993年 152.4×182.9cm
写真撮影:柳場大
依田洋一朗《出口》
1997年
127×101.6cm
依田洋一朗《ハーフムーン・ホテル》
2002年 152.4×182.9cm
三鷹市美術ギャラリー蔵
依田洋一朗《ひとつの夢をあまりにも長く追いかけた(『華麗なるギャツビー』) 》
2013年 183×457.2cm
セゾン現代美術館蔵 写真撮影:Atelier Mole
依田洋一朗 《『ザッツ・エンタテインメント』》
2017年 152.4×183.3cm
写真撮影:奥村光也
[関連プログラム]
●出品作家によるトークショー *三鷹ネットワーク大学共催
【講 師】 依田寿久、依田順子、依田洋一朗
【日 時】 2019年7月7日(日) 14:00〜 *終了しました
【会 場】 三鷹ネットワーク大学(三鷹市下連雀3-24-3 三鷹駅前協同ビル3階)
*展覧会場とは異なります
【参加費】 無料
【定 員】 70人
【申込方法】三鷹市美術ギャラリー(0422-79-0033)へ電話予約(先着順)
●出品作家によるワークショップ
Breakfast is Important (朝ごはんは大切です)
いろいろな朝ごはんの食べ物の空き箱を使って、立体ドローイングを作ります
依田洋一朗
《立体ドローイング・シリーズ「朝ごはんは大切です」》
2013年 ミクストメディア サイズ各種
写真撮影:木奥惠三(提供:高松市美術館)
【講 師】 依田寿久、依田順子、依田洋一朗
【日 時】 2019年7月28日(日) 10:30〜15:30 *終了しました
【会 場】 三鷹市美術ギャラリー、三鷹市芸術文化センターB1Fアートスタジオ
*会場間の移動は路線バスとなります。
【対象・定員】 小学生以上20人
【参加費】 2,000円(材料費込み)
「Breakfast is Important」チラシ[PDF:983KB]
【申込方法】 往復はがき または faxにて
1)住所 2)氏名(ふりがな) 3)性別 4)年齢 5)学生は学年と学校名
6)電話番号・fax番号(faxでお申込みの方にはfaxで返信いたします)
7)どこから情報を得たのか
8)往復はがきの方は返信用はがき宛先(住所・氏名)をご記入のうえ、
〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1 三鷹市美術ギャラリー ワークショップ係 宛 (fax:0422-79-0030)にお送りください。
【申込締切】 2019年7月18日(木) 必着 ※申込者多数の場合は抽選となります
*抽選結果は、はがきまたはFaxで7月23日までにご連絡いたします。
*親子などペア、グループでの参加希望は申し込みの際にお書きください。
*応募は締め切りました。抽選結果をはがきまたはFaxで7/20に送付いたしました。案内が届かない方はご連絡ください。
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