公開日 2023年01月28日
会場:三鷹市美術ギャラリー
開館時間 | 10:00-20:00(入館は19:30まで) |
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休館日 | 月曜日 |
観覧料 | 一般600円/65歳以上・学生(大・高)300円 |
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
電話:0422-79-0033
主催:三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
特別協力:高知県立美術館(公益財団法人高知県文化財団)
協賛:
喜びの樹の実のたわわにみのるあの街角で出会った私たち もう帰る途もつもりもなかった
合田佐和子(1940-2016、高知出身)は、1965年の個展デビュー以来、オブジェや絵画、写真といったメディアを横断しながら創作活動を展開した美術家です。
幼少からの収集癖と手芸を融合させた「オブジェ人形」で作家活動をスタートさせた合田は、次第に奇怪でエロティックな立体へと自らの作風を変化させていきます。69年以降は唐十郎や寺山修司によるアングラ演劇の舞台美術やポスター原画の制作を手がけるほか、70年代から独学で始めた油彩画では、往年の銀幕俳優たちのポートレートを独自のグレーがかった色調で描き出し、「異色の女性美術家」として世間の注目を集めました。80年代のエジプト滞在を機に、90年代以降は一転してそれまでの作風を脱ぎ捨てた明るいパステル調に変化し、内省に基づく独自の制作論の実践へと移行します。
当時の社会通念や因習にとらわれない暮らしのなかで花開いた合田の表現は、ファッションや映画、音楽などの領域と高い親和性を示し、様々な分野の表現者から熱く支持されました。
一方で、同時代の美術動向や批評の言説からは距離をとり、ひとつのスタイルに留まらずに繰り広げられた仕事は、美術の「正史」からは外れた特異な存在であり、あくまで個人的・趣味的なものと見なされる側面がありました。今回の没後初となる大回顧展では、初期のオブジェから初公開となる晩年の鉛筆画シリーズまで300点を超える作品や資料を通してその創作活動を検証し、途なき途を駆け抜けたひとりの美術家・合田佐和子の全貌に迫ります。
出品予定:オブジェ、絵画、写真、イラストレーション、資料ほか 約300点
※会期中、一部展示替えがあります。
《海神のお供…白夜》 1964年
ビーズ、タツノオトシゴ、鉄部品 渋谷区立松濤美術館蔵
《極彩色のタマゴ》 1967年
紙粘土、水彩絵具、クリアラッカー 宮城県美術館蔵
《もの思うベロニカ》 1972年
油彩・カンヴァス 森田陽司氏蔵
《ワニ》 1974年
油彩・カンヴァス JEANS FACTORY蔵
《おちょこの傘持つメリー・ポピンズ》 1976年
油彩・カンヴァス 個人蔵
《ばらの天地創造》 1997年
油彩・カンヴァス 高知県立美術館蔵
《シリウスの小包み》 1999年
油彩・カンヴァス 宮内正幸氏蔵
《ニジンスキー》 2011年
油彩・カンヴァス JEANS FACTORY蔵
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・入口にて非接触型体温計により検温させていただきます。37.5℃以上の発熱が認められた場合、入館をお断りいたします。
風邪症状のあるお客さまは、ご来館をお控えください。
・他のお客様と一定程度の間隔を保ってご観覧いただき、飛沫拡散防止のためできるだけ会話はお控えください。
・荷物のお預かりを中止しております。
・混雑時には、入場を制限する場合があります。
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