公開日 2025年05月14日
【次回展覧会】
𠮷田千鶴子 ── 踊れ、謳へ、描け
戦後の熱き時代を生きた美術家
YOSHIDA CHIZUKO: Dance, Sing, Paint
A passionate artist of postwar rebirth
会場:三鷹市美術ギャラリー
開館時間 | 10:00〜20:00(入館は19:30まで) |
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休館日 | 月曜日 (7月21日、8月11日は開館)、7月22日(火)、8月12日(火) |
観覧料 | 一般400円/65歳以上・学生(大・高)200円/中学生以下無料 |
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
電話:0422-79-0033
主催:三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
𠮷田(旧姓:井上)千鶴子は、1948年に油彩画家として出発し1950年代中頃から版画家として活躍した三鷹ゆかりの作家です。
1924(大正13)年横浜で生まれ東京で育った千鶴子は、戦争の足音が迫る時代に佐藤高等女学校(現・女子美術大学付属高等学校)油彩科を卒業し、その後も画家を目指して学び続けました。1948年に前衛芸術家・岡本太郎主宰のアヴァンギャルド芸術研究会に参加し、以後は自らの画風を抽象へ移行させました。
こうした千鶴子の創作活動は、1953年に版画家・𠮷田穂高(1926-1995)と結婚したことで大きく変化します。1950年代に入り日米間の文化交流が活性化するなかで、千鶴子は𠮷田家の一員として版画制作に携わり、色彩感覚に優れた完成度の高い抽象版画を数多く生み出しました。1956年には日本で初の女性による版画団体である女流版画会を結成(65年まで活動)。1967年から一家で三鷹市井の頭に居住し、晩年まで当地で制作活動を継続します。1970年グレンヘン国際色彩版画トリエンナーレ展で受賞を果たし、1970年代後半から開始した身近な生きものや植物を題材にした作品は幅広い層から支持され、その創作意欲は晩年まで尽きることがありませんでした(2017年没)。
本展では、版画家・𠮷田穂高の伴侶、日米間で活動した版画一家「𠮷田ファミリー」を支えた存在にとどまらず、𠮷田千鶴子という戦後を生きた一人の女性美術家の軌跡をご紹介します。

《雨》Rain
1952年 油彩/カンヴァス

《秋》Autumn
1956年 油彩/カンヴァス

《Butterfly B》
1953年頃 木版/紙

《Rain B》
1953年頃 木版/紙

《マンボ》Mambo
1956年 モノタイプ/紙

《メキシコのカーニバル(ハマシロにて)》
Mexican Carnival
1957年 モノタイプ/紙

《化石 蝶》Fossil butterfly
1972年 木版/紙

《礁 貝 C》Shells C
1976年 木版・亜鉛凸版/紙

《蝶たち-集う》Butterfly Gathering
1977年 木版・亜鉛凸版/紙

《望首都西郊-梅雨》
A View at tha Western Suburb of
the Metropolis: Rainy Season
1995年 木版・亜鉛凸版/紙
関連ワークショップ
こどもアートクラブ カラフルカーボン実験室
いろんな形を写して重ねて形の秘密を見つけよう
日時 ①2025年7月26日(土) 14:00~16:00
②2025年8月 3日(日) 14:00~16:00
*①②のプログラム内容は同じです。
会場 三鷹市美術ギャラリー
企画・進行 : NPO MAG-net(マグネット)
対象・定員 : 小学生・各回16人
参加費 : 1,200円(材料費込み)
申込方法 往復はがき・faxにて 参加希望日と
1)氏名・ふりがな 2)住所 3)電話番号 4)性別 5)学校名 6)学年
7)どこから情報を得たのか 8)faxの方はfax番号(faxで返信します)
9)往復はがきの方は返信用はがき宛先(住所・氏名)をご記入のうえ、下記申込先にお送りください。
申込フォームからもお申し込みいただけます。
申込先 三鷹市美術ギャラリー ワークショップ係
[往復はがき]〒181-0013 三鷹市下連雀3-35-1
[fax]0422-79-0030
申込締切 ①2025年7月16日(水) ②2025年7月24日(木)
*申込多数の場合は抽選
*抽選結果に関わらず申込締切後1週間以内に全員にご連絡します。連絡がない場合はお問い合わせください。