公開日 2025年09月05日

企画展示 三鷹市所蔵 太宰治資料展 Ⅱ期 ~交流編~
太宰治《 鰭﨑潤》 油絵 昭和14年頃
太宰治《鰭﨑潤》油絵 昭和14年頃
太宰が鰭﨑のアトリエで制作した肖像画。
(鰭﨑家寄託)
2025年 9月13日(土) 〜 11月16日(日)   10:00〜18:00
会場 太宰治展示室 三鷹の此の小さい家(三鷹市美術ギャラリー内)

観覧無料

 
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
0422-26-9150(太宰治文学サロン)

休館日:月曜日(9/15、10/13、11/3は開館)、9/16(火)~19(金)、
    10/14(火)、10/15(水)、10/21(火)、11/4(火)、11/5(水)

 
太宰治 田中英光宛色紙 昭和12年 「はきだめの花 かぼちゃの花 わすれられぬなり  わがつつましき 新郎の心を」
太宰治 田中英光宛色紙 昭和12年
「はきだめの花 かぼちゃの花
 わすれられぬなり
 わがつつましき 新郎の心を」

太宰が田中の結婚祝いに贈ったもの。
(津島家寄託)
井伏鱒二 色紙 年代不詳 「はなにあらしのたとへもあるぞ さよならだけが人生だ」
井伏鱒二 色紙 年代不詳
「はなにあらしのたとへもあるぞ
 さよならだけが人生だ」

井伏が唐代の詩人、于武陵の 「勧酒」
を訳したもの。(石井立文庫)
太宰治 鰭﨑潤宛葉書
太宰治 鰭﨑潤宛葉書
昭和14年7月19日(消印)
三鷹に家を見つけ、8月初めに
移住する予定だと報告している。
太宰が実際に三鷹の住民となった
のは9月1日のこと。(鰭﨑家寄託)


太宰治「葉」冒頭 書 昭和20年頃
太宰治「葉」冒頭 書
昭和20年頃 疎開中
の太宰が弟子の
小野才八郎に(したた)めた
もの。
太宰治『 斜陽』 石井立宛署名・識語入 昭和22年 / 新潮社
太宰治『斜陽』 石井立宛署名・識語入 昭和22年 / 新潮社
太宰が石井のために、扉頁にダンテの言葉を記した献呈本。
(石井立文庫)

太宰治の自宅には、同じ文筆業の先輩や友人、弟子はもちろん、編集者、画家、学生が訪れ、書斎兼応接間の六畳間で文芸や美術に関する談議を重ねました。太宰作品には、彼らとの交流が描かれているものが多くあります。

三鷹市には、下連雀に転居するきっかけを与えた画家の鰭﨑(ひれさき)潤、弟子の田中英光や小山清、筑摩書房編集者の石井(たつ)、太宰が世話になった三鷹の住人に贈った署名本などの資料が寄贈・寄託されています。II期交流編では、太宰と文化人たちの交流を物語る資料を公開します。

★昨年三鷹市が購入した、直筆原稿「雀」の後半ページも初公開します。

 


問合せ
太宰治文学サロン
Tel & Fax: 0422-26-9150

太宰治展示室 三鷹の此の小さい家(三鷹市美術ギャラリー内)
 〒181-0013 三鷹市下連雀下連雀3-35-1 *JR三鷹駅(南口)前 CORAL5階
 Tel: 0422-79-0033