公開日 2025年07月04日

MITAKA “Next” Selection 26th いいへんじ『われわれなりのロマンティック』
作・演出:中島梓織 撮影:宮本七生
作・演出:中島梓織
撮影:宮本七生
2025年 8月29日(金)~9月7日(日)  全12公演
三鷹市芸術文化センター 星のホール
チケット
チケット発売日会員7月24日(木) / 一般7月25日(金)    

いいへんじ『われわれなりのロマンティック』タイムスケジュール

☆…初日割引公演 ★…早期観劇割引公演 【託】…託児あり
*受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前。

 
【全席自由】(日時指定・整理番号付き)
【会員】 前売2,700円・当日3,200円 
【一般】 前売3,000円・当日3,500円
【学生】 前売・当日とも2,000円(当日学生証拝見)
【高校生以下】 前売・当日とも1,000円(当日学生証拝見)
☆初日割引公演は、会員・一般のみ500円引き 
★早期観劇割引公演は、会員・一般のみ300円引き
*「学生」および「高校生以下」は、いずれも公演日時点
*未就学児は入場できません。
出演作・演出:中島梓織
出演:小澤南穂子(いいへんじ)、小見朋生(譜面絵画)/
   川村瑞樹(果てとチーク)、藤家矢麻刀、百瀬 葉、
   冨岡英香(もちもち / マチルダアパルトマン)
   谷川清夏、奥山樹生/ 飯尾朋花(いいへんじ)
チラシPDF
託児サービスあり  *8/30(土) のみ

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団

電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)

MITAKA “Next” Selection 26th
『薬をもらいにいく薬』 2022年6月 / こまばアゴラ劇場 撮影:月館森
『薬をもらいにいく薬』 2022年6月
こまばアゴラ劇場 撮影:月館森

『器』 2022年6月 / こまばアゴラ劇場 撮影:月館森
『器』 2022年6月
こまばアゴラ劇場 撮影:月館森

同じソファに座っていても
あくまで君は大切な他人

これを恋とは呼ばせない
愛ではないとも言わせない

名無しの気持ちを高く掲げて
われわれなりのちいさな抵抗

大学のフェミニズムサークルで出会った、
クワロマンティック
の茉莉と蒼は、
恋人とも友人とも名付け難い、親密な関係を築く。
卒業後、編集者となった茉莉は、
パートナーシップをテーマにしたインタビューを企画し、
周囲の人々の悩みに向き合う。
一方で、自分たちの関係については、いつのまにか言葉を尽くさなくなっていた。
やがて、二人の「好き」の形は、ある出会いをきっかけに、
少しずつ問い直されていくことになる。

自分が他者に抱く好意が恋愛感情か友情か判断できない/しないこと。

 
Profile

早稲田大学出身の演劇団体。これまでの全公演の作・演出を主宰の中島梓織が手がけている。主な上演に『器』/『薬をもらいにいく薬』など。答えを出すことよりも、わたしとあなたの間にある応えを大切に、ともに考える「機会」としての演劇作品の上演を目指しています。

HP: https://iihenji.com
X(旧Twitter): @ii_hen_ji

 

本公演に寄せて 作・演出:中島梓織

「この気持ちは”好き”という言葉に当てはめられるものなのだろうか?」「どうして、社会で当たり前とされている恋愛・結婚・家族の形に、当てはまらなければならないのだろうか?」そんな極めて個人的な感覚から出発したこの物語を、わたしが演劇という形で社会に開いていきたいのは、稽古場で、劇場で、自分以外のだれかと、おしゃべりがしたいからです。それぞれの「われわれなり」を共有し肯定し合える世界を、たとえ小さなところからでも、つくっていきたいからです。シンプルに名前をつける代わりに、問いに向き合い対話を繰り返すことは、苦しいことでもあるけれど、幸せなことでもあると、わたしは信じています。星のホールで、みなさまにお会いできること、言葉を交わせること、心から楽しみにしております。