公開日 2024年05月10日

川口成彦 フォルテピアノ・リサイタル
川口成彦 フォルテピアノ・リサイタル
川口成彦(フォルテピアノ)
©Shin Matsumoto
2024年10月6日(日) 14:00開演
三鷹市芸術文化センター 風のホール
チケット
終了    
【全席指定】会員 S席4,050円・A席3,150円
一般 S席4,500円・A席3,500円
O-70(70歳以上/ A席限定)3,150円
U-23(23歳以下/ A席限定)2,500円
*U-23の中学生以上の方およびO-70ご利用の方は、入場の際に身分証明書のご提示をお願いいたします。
*未就学児は入場できません。
出演川口成彦(フォルテピアノ)
曲目【オール・ベートーヴェン・プログラム】
 アレグレット ハ短調 WoO53
 ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13「悲愴」
 ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」
 ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 op.53「ワルトシュタイン」
 ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57「熱情」
チラシPDF川口成彦 フォルテピアノ・リサイタル[PDF:2.13MB]
託児サービスあり  

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団

電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)


第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位(2018年)、ブルージュ国際古楽コンクール最高位(2016年)受賞のピアニスト、川口成彦が2020年、2022年に続いて、三鷹市芸術文化センター風のホールに三度目の登場です。

過去2回はそれぞれ1843年製プレイエルのフォルテピアノによる「オール・ショパン・プログラム」、シューベルトが終生にわたり愛用していたグラーフ製、ショパンが1830年に祖国を離れるまで傍らにあったブッフホルツ製のフォルテピアノと同じタイプの1820年製グレーバーのピアノでシューベルト晩年のソナタ、若きショパンの天才性とひらめき、ロマンティックな詩情をたたえた作品を披露しました。

ワルター ブロードウッド

今回は、ベートーヴェンの時代の2台のピアノを用いて、彼の四大ピアノ・ソナタを演奏します。若き日のベートーヴェンが愛用した、ウィーン式アクションによるアントン・ワルターのフォルテピアノ(1795年頃のモデル)の復元楽器、現代のピアノに通じるアクションを持つロンドンの製作家ジョン・ブロードウッドによるオリジナルのフォルテピアノ(1800年頃のモデル:修復楽器)がこの日、川口とともに舞台に上がります。

ベートーヴェンが当時最先端のピアノ(フォルテピアノ)に触発され、その楽器の性能と魅力を最大限にいかした曲を作る一方で、ピアノの製作家は彼の要望に応えるべく、改良を重ねながら楽器を作っていきました。ベートーヴェンのピアノ・ソナタの歴史が、ピアノの変遷と重なると言われるゆえんです。

本公演は、このことを実感する特別なコンサートになることでしょう。どうぞご期待ください。

 

Comment
 

FumitakaSaito
©Fumitaka Saito

ピリオド楽器は私を新しい世界へと幾度となく誘ってきてくれました。現代のピアノで慣れ親しんできていた様々な音楽に、再び初めて出会う感覚になれることはなんて夢のようでしょうか。この作品も、そしてあの作品も当時の楽器で弾いてみたい!色々な妄想が日々私の頭に巡っているのですが、ベートーヴェンのピアノソナタというのは私にとって(きっと多くのフォルテピアノ奏者にとって)永遠の憧れとなりうるものの一つでしょう。私自身東京では《悲愴》と《月光》は単独で演奏したことがありましたが、今年はそれらに《ワルトシュタイン》と《熱情》を加えた4大ソナタに2台の楽器と共に向き合うという大きな挑戦を三鷹で行わせて頂くこととなりました。私の魂がざわざわとしています!人生の中の静寂と情熱を追い求めて…。

 

川口成彦

 

関連企画 フォルテピアノの魅力3 ―ピアノの変容と共に時代を駆け抜けた作曲家、ベートーヴェン

本公演で使用される2台のフォルテピアノの復元、修復を手掛けた太田垣至さんを講師にお迎えし、それぞれの楽器の仕組みや音の違いをわかりやすく解説していただき、ベートーヴェンとピアノ、楽器製作家の密接な関係をひも解いていきます。若手フォルテピアノ奏者によるデモ演奏で二つの楽器の聴き比べも体験できる講座です。

2024年10月5日(土) 14:00〜15:30
会場 三鷹市芸術文化センター 風のホール(舞台上に客席設置予定)
講師 太田垣 至(フォルテピアノ製作家・修復家)

【ゲスト】 飯島聡史(フォルテピアノ演奏) *川口成彦さんの出演はありません。
【定員】 30人
【受付開始日】 会員5月22日(水) / 一般5月29日(水)  *定員に達したため申込を締め切りました。
【申込方法】電話申込(Tel: 0422-47-5122/三鷹市芸術文化センター)
【参加費】 本公演のチケット持参の方は無料 
      *関連企画のみご希望の方は1,000円(U-23は500円)を当日お支払いください。

PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。

Adobe Acrobat Readerダウンロード