公開日 2024年09月07日

桜井浜江中期作品展
《青い樹(仮題)》 39×32 cm / 年代不詳 / 三鷹市蔵 《樹(一)》 162×130cm / 1961年 / 山形美術館蔵《花》 162×130 cm / 1975年 / 山形美術館蔵 会
《青い樹(仮題)》
 39×32 cm / 年代不詳 / 三鷹市蔵
2024年 10月12日(土)~11月4日(月・休)  10:30〜17:30
会場 三鷹市桜井浜江記念市民ギャラリー
     〒181-0013 三鷹市下連雀3-42-3 1階 *三鷹駅から徒歩5分

観覧無料

休館日:月曜日(10/14、11/4は開館)、10/15(火)、10/16(水)

 
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
協力:公益財団法人山形美術館
 

問合せ 三鷹市公会堂 Tel: 0422-29-9868


《花》 162×130 cm / 1975年 / 山形美術館蔵
《花》 162×130 cm / 1975年 / 山形美術館蔵
《樹(一)》 162×130cm / 1961年 / 山形美術館蔵
《樹(一)》 162×130cm / 1961年 / 山形美術館蔵

1926(大正15)年、18歳の桜井浜江は画家となるべく故郷山形を出奔上京します。そして2007(平成19)年2月12日、99歳を目前に三鷹中央病院にて息を引き取るまで、つまり18歳から80年余を経たその日まで、常にひとりの「画家」であり続けました。

今回の展示は昨年の初期作品展に続けて、「樹」を中心にした中期作品7点で構成されます。桜井の画業はこの「樹」においてひとつの到達点に達したと言ってよいでしょう。ここに在るものは樹そのものであり、同時に桜井浜江という裸の人間です。それ以上でもそれ以下でもありません。ただ一途な努力が、画家をここに導いたという以外にないと思います。

三鷹市の所蔵品からは小品ですがとても珍しい青い樹を、そして故郷の山形美術館からは代表作である「樹」を3点、そしてそれに続く鮮やかな色彩が特徴の3点、計7点を展示致します。どれだけ凝視してもし尽くすことのない作品たちです。どうぞ、心ゆくまでご鑑賞ください。