公開日 2022年10月16日

<企画展示>

2022年10月29日(土)~2023年1月15日(日) 10:00~18:00
太宰治展示室 三鷹の此の小さい家(三鷹市美術ギャラリー)


観覧無料

【休館日】
 10月 31日(月)
 11月 7日(月)、14日(月)、21日(月)、28日(月)
 12月 5日(月)、12日(月)、19日(月)、26日(月)、29日(木)、30日(金)、31日(土)
   1月 1日(日)、2日(月)、3日(火)、4日(水)、10日(火)、11日(水)


三鷹市美術ギャラリー
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
電話:0422-79-0033 *展示替えなど臨時休館あり

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団、三鷹市


太宰 治《鰭﨑 潤》
昭和14年頃/油彩、スケッチ板/226×156mm

高等学校までを青森で過ごした太宰治の周辺には、阿部合成をはじめとする画家の友人がいました。昭和5(1930)年に東京帝国大学への入学を機に上京してからは、同郷で義弟の小舘善四郎を通じて、画業に勤しむ友人はさらに増えていきました。

なかでも鰭﨑潤(ひれさきじゅん)は、上京後の太宰を支えた一人です。また、太宰に終の棲家となる〈三鷹村下連雀113〉へ転居するきっかけを与えた人物でもあります。当時、小金井に住み、太宰の自宅に足しげく来訪した鰭﨑は、長野に転居してからも、時折三鷹まで太宰を訪ねています。

このたび、鰭﨑潤の遺族が保管していた太宰治資料を公開します。翻刻されて全集に収録されてはいるものの、原物が未公開となっていた書簡をはじめ、太宰が描いた肖像画《鰭﨑 潤》や署名本『晩年』と『新ハムレット』は秘蔵資料で、本展が初公開となります。

太宰の死後、その交流について多くを語らなかった鰭﨑潤。残された資料は、太宰治没後70余年を経て、二人の交友を伝えてくれます。

雑誌のインタビューで鰭﨑自身が存在を明かしていた油絵。太宰が描いた肖像画で、対象を特定できるものは珍しい。また、背景の造作がしっかりと描き込まれたものは他に類をみない。鰭﨑のアトリエで制作された。<初公開>


【MITAKA ARTS NEWS】

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