公開日 2018年03月30日
第18回 太宰を聴く
〜太宰治作品朗読会〜 朗読:松重 豊
朗読作品:『皮膚と心』(昭和14年)、 『燈籠』(昭和12年)、 『待つ』(昭和17年)
- 太宰 治
写真提供:公益財団法人日本近代文学館
三鷹市芸術文化センター 星のホール
チケット | 【完売御礼】*本公演は終了しました。 【全席指定】会員2,700円 一般3,000円 学生2,000円 高校生以下1,000円*未就学児は入場できません。 *本公演は、発売初日に限り購入枚数制限があります。 |
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出演 | 出演:松重 豊 朗読作品:「皮膚と心」「燈籠」「待つ」 |
チラシPDF | |
託児サービス | 申込終了 |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
今なお世代を越えて読み継がれている太宰治は、
昭和14年9月に三鷹市(当時は三鷹村)下連雀に居を構え、
戦時中の疎開時代を除き、昭和23年にこの世を去るまで、この地で暮らしました。
太宰の眠る禅林寺は、芸術文化センターのすぐそばにあり、
毎年6月19日の「桜桃忌」には、たくさんの太宰ファンが訪れています。
桜桃忌の季節に合わせて始めた「太宰を聴く」も18回目を迎えました。
本年の朗読は、映画・ドラマ・舞台にと、
幅広い活躍をされている俳優、松重豊さんです。ご期待ください。
朗読作品紹介
「皮膚と心」(昭和14年)
父を亡くし、母と妹の三人で暮らしていた女は、自らの容姿への自信の無さも災いし、少し遅い結婚をする。夫は、そんな少し内向きな妻の気持ちを掬うかのように、日頃から、優しい言葉をかけてくれる人であったが、女は、その夫の優しさに、どうしても素直に甘えることができないでいた。そんなある日、女の体に、醜い吹出物ができてしまい・・・・・。
言葉にするしないを別として、誰しもが抱えながら生きている精神的なコンプレックスの行方を、「体にできた吹出物」という目に見える肉体的な醜悪がもたらす感情の揺れに乗じて描いていく、太宰治初期の傑作。自らの自信の無さゆえに、自らも捕まえきれないほど浮遊する一人の女性の気持ちの乱れを、太宰ならではの軽快な筆致で、一気に綴っていく。
出演者プロフィール
松重 豊 Yutaka Matsushige
1963年1月、福岡県生まれ。
長年、数多くの映画に出演し、2007 年「しゃべれどもしゃべれども」(監督:平山秀幸)で毎日映画コンクール男優助演賞受賞、2010年 「ディア・ドクター」(監督:西川美和)で第31回ヨコハ マ映画祭助演男優賞を受賞。近年では2017年「アウトレイジ 最終章」(監督:北野武)「探偵はBARにいる3」(監督:吉田照幸)2018年3月公開「素敵なダイナマイトスキャンダル」(監督:冨永昌敬)などに出演。今後、「検察側の罪人」(監督:原田眞人)「蚤とり侍」(監督:鶴橋康夫)「コーヒーが冷めないうちに」(監督:塚原あゆ子)などの公開が控えている。また、舞台においても、1998年 「ハムレット」(演出:蜷川幸雄)1999年 「パンドラの鐘」(演出:蜷川幸雄)2002年 「彦馬がゆく」(演出:三谷幸喜)を始め出演作多数。さらに、好評を博しているTVドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系列)も、この4月、シーズン7の放映が始まる。