公開日 2019年05月25日
- 【託】…託児あり
三鷹市芸術文化センター 星のホール
チケット | *本公演は終了しました。 【全席自由】【会員】 前売3,000円・当日3,300円【一般】 前売3,500円・当日3,800円 【学生】 2,000円(前売・当日とも) 【高校生以下】 1,000円(前売・当日とも) |
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出演 | 脚本・演出:土田英生 脚本提供:前川知大(イキウメ/カタルシツ) 横山拓也(iaku) 平塚直隆(オイスターズ) 出演:奥村泰彦、金替康博、土田英生、石丸奈菜美、 高橋明日香、立川 茜、渡辺啓太 |
チラシPDF | 涙目コント[PDF:2.99MB] |
託児サービス | あり *8/3のみ *未就学児は入場できません。 |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
『涙目コント』とは
MONO結成30周年企画第二弾として発表するのは「笑って泣けるコント」。大切にしてきたアンサンブルと物語をベースに、新たな挑戦をします。MONO、土田英生セレクションなどでタッグを組ませてもらっている三鷹でその一歩を踏み出します。そこでコント公演です。笑えるだけのものではなく、オチを聞いて涙目になる。さらには全部のエピソードが緩やかなストーリーになっているという作品です。新しい試みに期待してください。お待ちしております。
今回の公演に寄せて、土田英生さんからのメッセージ
土田英生
MONOが劇団結成30年ということで特別企画をやらせていただくことになりました。
一概にコントをいっても様々なものがあります。その中で自分たちがやるとすると……やはり演劇的な「眺めて笑ってもらう」ものになるだろう。さらには全体を通した時にペーソスを感じられる作品にしたい。そこでタイトルは『涙目コント』としました。
『はなにら』
2019年3月 / 吉祥寺シアター
撮影:谷古宇正彦
例えば、多くの方はチェーホフという劇作家を『桜の園』『かもめ』『三人姉妹』などで記憶していると思いますが、彼はこうした作品を書く前はヴォードヴィル、つまりコントを書いていました。それはおそらく視点の違いだと思うんです。人の滑稽さを間近で見れば笑えるけれど、俯瞰すれば哀しみを抱く。
『涙目コント』もあくまで真面目な人間ドラマを描きつつ、滑稽さを前面に押し出したものにしたいと考えています。しかも、私以外の劇作家が書いたものを取り込みつつ、一つの作品に仕上げます。今、最も注目を浴びている前川知大さん(イキウメ/カタルシツ)、横山拓也さん(iaku)、そして笑いのアイデアが斬新な平塚直隆さん(オイスターズ)らにお願いしています。出演はMONO。前からいたメンバー3人と昨年から参加した4人、残りの2人は声での出演です。
三鷹市芸術文化センターではMONOの公演、私の所属しているGOVERNMENT OF DOGSのコント公演、そして土田英生セレクション(4作品)などとやらせてもらってきました。今回もMONOの新境地を、三鷹から発信したいと願っています。
土田英生/脚本・演出
1989年に「B級プラクティス」(現MONO)結成。1990年以降全作品の作・演出を担当する。『その鉄塔に男たちはいるという』(98)で第6回OMS戯曲賞大賞を受賞。文学座『崩れた石垣、のぼる鮭たち』(01)、MONO『チェーホフを待ちながら』(09)がそれぞれ文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。その他、『斉藤さん』シリーズ(NTV)、『約三十の嘘』(映画)などテレビドラマ・映画脚本の執筆も多数。2017年、小説『プログラム』を上梓。
MONO
1989年、代表の土田英生を中心に、立命館大学の学生劇団のOBで結成。
張りつめた状況の中に身を置く普通の人々の佇まいや認識のズレから生じる会話の可笑しさや哀しさを軽快なテンポで見せることで評価を得る。結成以降多少のメンバーの変動を経て1998年に男性5名、女性2名のメンバーで固定。2003年に土田の英国留学を機に、男性5名のMONOとなる。2018年、新メンバーが4名入団。2009年、文化庁芸術祭優秀賞を受賞、2017年、大阪文化祭賞優秀賞を受賞
HP|http://www.c-mono.com/
Twitter|@MONOofficial
劇作家紹介(脚本提供)
前川知大
劇作家、演出家 1974年生 新潟県出身
活動の拠点とするイキウメは2003年結成。超常的な世界観で、日常生活の裏側にある世界から人間の心理を描く。見立てと、空間・時間を同時に編集するシームレスな演出を特徴とする。2013年より「カタルシツ」を開始。
※『涙目コント』には『ゴッド・セーブ・ザ・クイーン』(2006年初演)を提供。
横山拓也
劇作家、演出家 1977年生 大阪府出身
2012年より個人ユニットiaku(いあく)を立ち上げる。アンタッチャブルな設定と、小気味良い関西弁口語、強度のあるセリフを持ち味にしている。近年の作品に『粛々と運針』(2017)、『逢いにいくの、雨だけど』(2018)がある。
※『涙目コント』には新作を書下ろし。
平塚直隆
劇作家・演出家・俳優 1973年生 名古屋市出身
2005年、オイスターズ結成。ライトでドライな不条理系会話劇を得意にしている。第16回劇作家協会新人戯曲賞など受賞多数。若手演出家コンクール2011最優秀賞。『ここはカナダじゃない』で第61回岸田國士戯曲賞最終候補。
※『涙目コント』には新作を書下ろし。
インタビュー
作・演出・出演の土田英生さんと、出演の奥村泰彦さん、高橋明日香さんに、お話を伺いました。
インタビューは、こちらをご覧ください。☞ http://mitaka-sportsandculture.or.jp/interview/20190801interview/
【MITAKA ARTS NEWS】
*上のインタビューとは別の収録です。(作・演出・出演:土田英生、出演:金替康博、石丸奈菜美、渡辺啓太)
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