公開日 2023年04月05日

劇団普通『風景』

柔らかそうな言葉の数々が、穏やかそうな笑顔の端々が、(さざなみ)のごとく、心を溶かしていく。
持つ者と持たざる者の葛藤を内包しつつ、淡々と過ぎゆく日々を描く、胸に染みる会話劇。

劇団普通『風景』
2023年 6月2日(金)~11日(日) 全12公演  上演時間:約2時間10分 *途中休憩なし
三鷹市芸術文化センター 星のホール
チケット
*本公演は終了しました。    
全席自由(日時指定・整理番号付き)
【会員】前売2,500円・当日2,700円 【一般】前売2,800円・当日3,000円
【学生】前売・当日とも2,000円(当日学生証拝見)
【高校生以下】前売・当日とも1,000円(当日学生証拝見)
★早期観劇割引は、すべて300円引き *未就学児は入場できません。


AT…アフタートークあり[ゲスト:山内ケンジ(城山羊の会)]
出演作・演出:石黒麻衣
出演:用松 亮、岩瀬 亮、浅井浩介、安川まり、坂倉奈津子(青年団)
   鄭 亜美(青年団/ハイバイ)、岡部ひろき、泉 拓磨、早坂柊人、青柳美希
チラシPDF風景[PDF:369KB]
託児サービスあり  【託】6/3(土)のみ託児サービスあり

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団

電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)

『風景』あらすじ

祖父の葬儀のため実家に帰省してきた“娘”は、祖父とだけ共有するある情景を思い出していた。祖父の兄夫婦の家にひとり連れていかれ、そこで丁重に椅子に座らされて「これはピアノの手だね」と言われたことだ。

最後まで二人だけで海辺の田舎町で暮らしていた祖父の兄夫婦と、現在子供の居らぬ“娘”夫婦。田舎に残り一身に親世代の期待を背負う“娘”の兄夫婦。

その周辺の、子供を持つがゆえの悩みを持つ者、持たないがゆえに悩む者。老いゆく親世代の中でも地元に残り支えてくれる子供を持つ者、年寄りだけで暮らす者。持つ者と持たざる者の葛藤を内包しつつ淡々とすぎゆく日々を全編茨城弁で描く群像劇。

『病室』 2021年7月 / 三鷹市芸術文化センター 星のホール 撮影:福島健太
『病室』 2021年7月 / 三鷹市芸術文化センター 星のホール
撮影:福島健太
『病室』 2021年7月 / 三鷹市芸術文化センター 星のホール 撮影:福島健太
『病室』 2021年7月 / 三鷹市芸術文化センター 星のホール
撮影:福島健太

 

公演に寄せて、作・演出の石黒麻衣さんからのメッセージ

旗揚げから一貫して、身近な人々の埋もれてしまいそうな、ささやかな生活を描かせていただいてきました。本作も、大きな出来事や事件は起こらずただ、生活の内にあることを日々の記録につづるような作品です。ですが、そのような日々の生活こそがひとりひとりを形作り、時に嬉しさで、時には悲しさで心を動かし埋めていくように思います。本作が、少しでも観る方のお心に留まるものであることを心より願っております。

 
 

『電話』 2022年8月 / ユーロライブ 撮影:福島健太
『電話』 2022年8月 / ユーロライブ 撮影:福島健太
『電話』 2022年8月 / ユーロライブ 撮影:福島健太
『電話』 2022年8月 / ユーロライブ 撮影:福島健太

 

劇団プロフィール

石黒麻衣(劇作家・演出家・俳優・劇団普通主宰)の作品を上演する団体。
2013年旗揚げ。家族やきょうだい、友人のような身近な人々の日常を独自の緊張感とリアリティを追求した会話で描く。近年の活動は、豊岡演劇祭2020フリンジに参加。2021年MITAKA“Next”Selection 22ndに選出。2022年には、ユーロスペース主催のテアトロコントに初出演。

HP http://gekidan-futsu.com
Twitter @gekidan_futsu

『秘密』 2022年4月 / 王子小劇場 撮影:福島健太
『秘密』 2022年4月 / 王子小劇場 撮影:福島健太
『秘密』 2022年4月 / 王子小劇場 撮影:福島健太
『秘密』 2022年4月 / 王子小劇場 撮影:福島健太

 

Interview

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