公開日 2025年12月25日

若い夫婦は妊娠をめぐり、成人した兄弟は入院中の母のある決意をめぐり、建前と本音をぶつけあう。
いつか分かり合えたふたりが、お互いに理解を得ようと言葉を尽くす姿を静かに見つめる2つの目線。
理解することの難しさとともに、理解しようとすることの素晴らしさを描いた、iaku名作の再演です。

- 『粛々と運針』
2017年6月 / インディペンデントシアター1st
撮影:堀川高志
三鷹市芸術文化センター 星のホール
| チケット | チケット発売日会員2月5日(木) / 一般2月6日(金) 【全席指定】![]() ★…早期観劇割引 …視覚に障がいのある方への鑑賞サポート実施回*【託】…託児サービス …聴覚に障がいのある方への鑑賞サポート実施回**鑑賞サポートのお申込・お問合せは、劇団iaku担当窓口 Tel: 080-9759-2383 / お問い合わせ: https://www.iaku.jp/contact 【会員】 前売4,000円・当日4,500円 【一般】 前売4,500円・当日5,000円 【学生】 前売・当日とも2,000円(当日学生証拝見) 【高校生以下】 前売・当日とも1,000円(当日学生証拝見) ★早期観劇割引は、会員・一般のみ500円引き *「学生」および「高校生以下」は、いずれも公演日時点 *未就学児は入場できません。 |
|---|---|
| 出演 | 作 横山拓也 演出 上田一軒 出演 佐々木ヤス子、中山義紘、花戸祐介、鈴鹿通儀、鄭 梨花、林 英世 |
| チラシPDF | |
| 託児サービス | あり |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)

2017年、新宿の小さなギャラリーで誕生した本作は、すぐに好評を得て、翌年には再演& 全国5ヶ所ツアーを実施。2022年にはPARCO PRODUCEとしてウォーリー木下氏の演出で上演された。同年、本作を原作に河出書房新社より小説「わがままな選択」も出版され、『粛々と運針』は、横山拓也としてもiakuとしても、転換点となった。初演から9年、演出家としてiakuの黎明期を支え、横山拓也代表作である『エダニク』初演を立ち上げた上田一軒氏の演出によって、新たな手つきで上演します。

『粛々と運針』
2017年6月 / インディペンデントシアター1st
撮影:堀川高志 
『粛々と運針』
2017年6月 / インディペンデントシアター1st
撮影:堀川高志 
『粛々と運針』
2017年6月 / インディペンデントシアター1st
撮影:堀川高志
今回の公演に寄せて、横山拓也さんからのメッセージ
長く演劇をやってきた中で「アレが書けて良かったなぁ」と、しみじみ思う作品が2つあって、ひとつは『エダニク』(2009)、もうひとつが『粛々と運針』(2017)です。前者は「まだ演劇を続けてもいいよ」と救ってくれた作品で、後者は「演劇はもっと自由なんだよ」と視野を広げてくれた作品です。iakuが主に大阪で製作していた2016年まで、演出をお願いしていた上田一軒という演出家がいます。『エダニク』は一軒さんが、『粛々と運針』は横山がそれぞれ初演の演出を担当しました。演出の師と仰ぐ一軒さんに『粛々と運針』を委ねる機会を得たことを、僕が一番楽しみにしています。
劇団プロフィール
劇作家・横山拓也による大阪発の演劇ユニット。緻密な会話が螺旋階段を上がるようにじっくりと層を重ね、いつの間にか登場人物たちの葛藤に立ち会っているような感覚に陥る対話中心の劇を発表している。間口の広いエンタテインメントを意識しながら、大人の鑑賞に耐え得る作品づくり、繰り返しの上演が望まれる作品づくりを心掛け活動中。2024年に上演した「流れんな」の作・演出とPARCO PRODUCE「ワタシタチはモノガタリ」の作で、横山拓也が第59回紀伊國屋演劇賞(個人賞)受賞。
代表作:「エダニク」(第15回日本劇作家協会新人戯曲賞)、「人の気も知らないで」(第1回せんだい短編戯曲賞大賞)、「逢いにいくの、雨だけど」(第26回OMS戯曲賞佳作)、「あつい胸さわぎ」(2023年1月まつむらしんご監督によって映画化)、「モモンバのくくり罠」(第27回鶴屋南北戯曲賞)
HP|https://www.iaku.jp X(旧Twitter)|@iaku_info


…視覚に障がいのある方への鑑賞サポート実施回
…聴覚に障がいのある方への鑑賞サポート実施回
