公開日 2021年01月06日
関東の野村家、関西の茂山家の共演で、
その至芸を、お楽しみいただく東西狂言の会。
春爛漫の一日、狂言の醍醐味を、ご堪能ください。
三鷹市公会堂 光のホール
チケット | 【完売】*本公演は終了しました。 【全席指定】会員3,600円 / 一般4,000円 / 高校生以下2,000円(公演当日学生証拝見)*未就学児は入場できません。 |
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出演 | 蝸牛[かぎゅう] 茂山千五郎 茂山茂 ほか 舟ふな[ふねふな] 野村万作 ほか 小傘[こがらかさ] 野村萬斎 ほか |
チラシPDF | |
託児サービス | あり |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
同一のお客様が4枚までのご購入は可能ですが、5枚以上は購入できませんのでご了承ください。
客席イメージ *ご利用いただけるお席は水色の箇所のみとなります。
【お知らせ】本公演において、お客様同士(客席間)の距離を確保するため、定員に対しておおむね50%の入場制限を設けることとなりました。新型コロナウイルス感染拡大の対策となりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
*座席表はイメージですので、実際にご利用いただける座席とは異なる場合があります。
蝸牛[かぎゅう]
修行を終えて帰る途中の山伏が竹やぶで休んでいると、主人の命で、長寿の薬になるという蝸牛(=かたつむり)を捕りに太郎冠者がやってくる。太郎冠者が山伏を蝸牛だと思い込み声をかけると、山伏は蝸牛になりすまして太郎冠者をからかう。さらに山伏は、囃子言葉に浮かれてなら同行しようと、太郎冠者にかたつむりの囃子言葉を教え…。
観ていると心も体もうきうきとしてくる楽しい作品です。「でんでんむしむし」という囃子言葉が何回も出てきますので、登場人物と一緒に浮かれてみてはいかがでしょうか。
舟ふな[ふねふな]
主人が太郎冠者を連れて西宮見物に行く途中、神崎の渡しに着く。太郎冠者が渡しの舟に向かって「フナやーい」と呼ぶので、主人が「フネ」と呼ぶようにたしなめると、太郎冠者は古歌を引き合いに出して「フナ」が正しいのだと言い張る。主人も別の古歌で応酬するが納得せず、次々と別の古歌を引き合いに出してくる。主人は同じ歌しか思い浮かばず、苦戦を強いられているところに、ある謡の一節を思い出し…。
違っているはずなのに賢そうな太郎冠者と、正しいはずなのにとぼけた主の応酬が見どころです。言葉遊びの軽妙な味わいをお楽しみください。
小傘[こがらかさ]
田舎者が村に草堂を建立したのだが、堂守がいないので街道に出て探していると、僧と新発意(出家して間もない修行中の僧)がやって来たのですぐに連れて帰る。しかしこの二人、実は博奕で食いつめた主従であった。法事が始まると、僧は賭場で聞き覚えた傘の小歌をお経のように唱えて参詣人たちをごまかし、皆が法悦に浸っている内に新発意に施物を盗ませようとするのだが、なかなか上手くいかない。そうしているうちに念仏はますます高揚していき…。
中世ののどかな様子がうかがい知れる曲です。にわか坊主が傘の小歌を、お経のように唱えるところが一つの聞きどころです。首尾良くことは進むのでしょうか?
*本公演は、3演目とも能舞台上に柱はございません。
【各座席からの舞台の見え方】ブラウザ環境によって上記の座席表からご覧になれない方や、スマートフォンの方は、こちらのページからご確認ください。