公開日 2024年01月08日
関東の野村家、関西の茂山家の共演で、
その至芸を、お楽しみいただく東西狂言の会。
春風が心地よき頃、狂言の醍醐味を、
ごゆっくりご堪能ください。
三鷹市公会堂 光のホール
チケット | 【完売】*本公演は終了しました。 【全席指定】会員3,600円 / 一般4,000円 / 高校生以下2,000円(当日学生証拝見)*未就学児は入場できません。 |
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出演 | 解 説 石田幸雄 呂蓮[ろれん] 茂山あきら 茂山千之丞 茂山茂 ほか 連歌盗人[れんがぬすびと] 野村万作 高野和憲 深田博治 ほか 千鳥[ちどり] 野村萬斎 内藤進 野村裕基 ほか |
チラシPDF | |
託児サービス | あり |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
呂蓮[ろれん]
宿の主人は、旅の僧の話を聞いて出家を希望する。僧は、主人が女房や親類に既に了解を得ていると聞き剃髪し、さらに名前をつけてほしいと言われたので、「蓮」の字にいろはをつけた名をいくつか提案し、結局呂蓮坊と名付けることにする。そこに何も聞かされていない妻がやってきて…。
にわかに仏心に目覚め出家をしようとする主人が、妻に責め立てられて翻すところに、移り気な人の心の面白さが感じられます。洒脱味あふれる演技をお楽しみください。
連歌盗人[れんがぬすびと]
野村万作
ある男が連歌の初心者の会の当番に当たったが、貧乏なため準備ができない。そこで同じく当番の、やはり貧乏な男と相談し、知り合いの金持ち(何某)の家から道具類を盗み出すことにする。正面は戸締りが厳重なので、裏手の垣をのこぎりで破り、家の中に忍び込むと、そこは来客があったままの取り散らかった座敷。置き去りにされた懐紙に、作られたばかりの発句が記されているのを見た二人は、ついつい句を付け始めてしまう。夢中で句を付けているうちに、金持ちの亭主が帰ってきて…。
中世、連歌は貴族から一般庶民にいたるまでの間で大流行しました。三つの役柄それぞれに見せ場がある見応えのある演目です。
千鳥[ちどり]
野村萬斎
明日の神事に必要な酒を、支払いの滞っている酒屋からどうにかして取ってくるよう命じられた太郎冠者は、酒屋に代金の米がすぐにも届くはずと嘘をつき、まんまと酒樽に酒を詰めさせる。早速持って帰ろうとするが、米が届かぬうちは渡せないと酒屋に止められてしまう。米を待つ間、話をするよう頼まれた太郎冠者は、尾張の津島祭の話を始めるのだが…。
太郎冠者と酒屋の駆け引きが楽しい作品です。津島祭の千鳥を伏せる場面や流鏑馬の様子が、仕方話でリズミカルに演じられます。太郎冠者は上手く酒を持ち出せるのでしょうか?
各座席からの舞台の見え方
* 4 22 といった白文字の座席をクリックすると、その座席からの舞台の見え方(写真)が確認できます。
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*本年は、3演目とも能舞台上に柱はございません。