公開日 2024年12月25日
関東の野村家、関西の茂山家の共演で、その至芸を、お楽しみいただく東西狂言の会。
春風が心地よき頃、狂言の醍醐味を、ごゆっくりご堪能ください。
三鷹市公会堂 光のホール
チケット | チケット発売日 会員1月26日(日) / 一般1月30日(木) 【全席指定】会員3,600円 / 一般4,000円 / 高校生以下2,000円(当日学生証拝見)*未就学児は入場できません。 |
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出演 | 解説 高野和憲 梟山伏[ふくろやまぶし]深田博治、岡聡史、内藤連 月見座頭[つきみざとう]茂山七五三、茂山千五郎 武悪[ぶあく]野村万作、野村萬斎、野村裕基 |
チラシPDF | |
託児サービス | あり |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
梟山伏[ふくろやまぶし]
深田博治
山から戻って以来、様子がおかしい弟を心配した兄は、山伏に祈祷を頼みにいく。山伏が弟の様子を見て祈り始めると、弟はうつろな目つきで鳴き声をあげる。聞けば弟は山で梟の巣にイタズラをしたことが分かる。梟が取り憑いたものであろうと、山伏は懸命に祈るのだが、症状はますますひどくなるばかり。そしてついには…。
梟の鳴き声が印象的な楽しい演目です。観ている皆さんの頭にも、梟の鳴き声がこびりついて離れなくなってしまうかもしれませんね。
月見座頭[つきみざとう]
茂山千五郎
茂山七五三
仲秋の名月の夜。座頭が河原で虫の音に聞き惚れていると、洛中から月見にきたという若い男が声をかける。歌の詠み合いで意気投合した二人は、謡いつ舞いつささやかな酒宴を楽しむ。和やかなうちに別れの挨拶をかわし、座頭は気分良く帰途に着くが、突然…。
月夜の酒宴を楽しむ和やかな雰囲気が一転、意外な結末を迎えます。人間心理の不条理をシンプルに描く佳作です。
武悪[ぶあく]
野村萬斎
野村万作
武悪の不奉公に怒り心頭の主人は、太郎冠者に武悪を討ち取ってくるよう命ずる。太郎冠者はやむなく、腕の立つ武悪をだまし討ちにしようとするが、最期に臨み覚悟を決める様子にどうしても討つことができない。太郎冠者は武悪に逃げることを勧め、主人には武悪が神妙に討たれたと偽りの報告をする。主人はせめて跡を弔ってやろうと東山に向かうが、ちょうどそこへ命拾いのお礼参りに来た武悪が鉢合わせてしまい…。
緊迫感溢れる前半部分と、笑いの渦巻く後半部分とのコントラストが鮮やかな名作です。三者三様の登場人物が織りなすドラマをご堪能ください。
各座席からの舞台の見え方
* 4 22 といった白文字の座席をクリックすると、その座席からの舞台の見え方(写真)が確認できます。
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*本年は、3演目とも能舞台上に柱はございません。