加納光於 KANO Mitsuo, 1933−
- 《植物 No.1》
1955年 紙・銅版 20.5×10.6cm
- 《芽》
1955年 紙・銅版 29.3×21.3cm
東京都生まれ。病弱で中学校中退。あらゆる知識を独学で得る。
1953年自ら設計した銅版画プレス機で制作を始める。
1955年《植物》(私家版)刊。
1956年最初の個展。始めは銅版画でモノクロ世界を表現するが、後に亜鉛板を用いた金属版画で色彩が現れる。
1959年リュブリアナ国際版画ビエンナーレ展近代美術館賞、1961年第6回・1965年第8回日本国際美術展優秀賞、1962年第3回東京国際版画ビエンナーレ国立近代美術館賞等受賞多数。
2000年愛知県美術館、2013年神奈川県立近代美術館で回顧展。
モノクロームの画面に絶対の宇宙を創造するかのように出発した作家が、絶え間なく流動する色彩に見ているものは時間の流れか、宇宙の摂理か。