米谷清和 YONETANI Kiyokazu, 1947−

米谷清和《Phone》
《Phone》
1983年 紙本彩色  130.3x162.1cm
米谷清和《夕暮れの雨》
《夕暮れの雨》
1992年 紙本彩色 190×200cm

米谷清和プロフィール

福井県生まれ。
多摩美術大学日本画科在学中であった1969年、横山操奨学金を受けヨーロッパを旅行。また1972年日展に初入選する。

1973年多摩美術大学大学院修了後、1975年塊展を結成(1984年まで出品)。1976年渋谷画廊で開催された個展-TOKYO-で、都市に生きる人間を主題にした作品を発表、異色の日本画家として注目される。

1977年日展で《刻々》が特選受賞。1978年東京セントラル美術館日本画大賞展に招待出品し佳作賞受賞。また同年にグループ〈野火〉を結成(1987年まで出品)。

1980年頃から「明日への日本画展」、「次代への日本画展」等に出品、さらに資生堂ギャラリーでの個展-Day by Day-で独自の作風に対し高い評価を得る。

1984年〈横の会〉結成に参加、以後1993年(最終展)まで継続して出品する。1985年山種美術館賞展で優秀賞受賞、1987年再び日展特選を受賞する。

1996年個展-Day in, Day out-が日本橋三越本店で開催された。2002年福井県立美術館にて回顧展。

2016年三鷹市美術ギャラリーで「米谷清和展~渋谷、新宿、三鷹~」開催。

都会に暮らす人々の日常的な風景やその孤独を描きだした作品は、日本画における新たな領域を切り開いている。