吉田穂高 YOSHIDA Hodaka, 1926−1995
- 《緑の壁》
1992年 紙・亜鉛凸版、木版 90×136cm
- 《赤の壁》
1992年 紙・亜鉛凸版、木版 120×180cm
東京都北区生まれ。父は洋画・版画家として活躍した吉田博。
1940年代末から日本アンデパンダン展(日本美術会主催、読売新聞主催)や太平洋画会に油彩を出品。
1952年日本版画協会第20回展に出品し入選、以後会員となる。
1955年アメリカ・中米を旅行し古代マヤ文明から強烈な刺激を受け、帰国後抽象木版画を制作。
1956年第1回シェル美術賞にて3等賞受賞。
1957年母ふじをと妻千鶴子とともに各地で木版画の講演、展示を催しながら世界一周旅行。以後も世界各地を旅し、創作の糧とする。同年第1回東京国際ビエンナーレ展招待作品(以後も継続出品)。
1963年渡米した際、ポップアートに触れ自らの作品に写真製版を導入、木版を併用した独自の技法を開拓。
1967年三鷹市井の頭に転居。1980年日本美術家連盟理事。1988年町田市立国際版画美術館にて初の回顧展。1990年紫綬褒章受章。1995年69歳で逝去。勲四等旭日小綬章受章。
1997年三鷹市美術ギャラリー「吉田穂高展」、須坂版画美術館でそれぞれ回顧展開催。
2009年三鷹市美術ギャラリーにて吉田家4代の作家を紹介する「THE YOSHIDA FAMILY展」開催。
2019年12月-2020年2月 三鷹市美術ギャラリーにて「壁に世界をみる―𠮷田穂高展」開催。