公開日 2022年03月08日
関東の野村家、関西の茂山家の共演で、
その至芸を、お楽しみいただく東西狂言の会。
春爛漫の一日、狂言の醍醐味を、
ごゆっくりご堪能ください。
三鷹市公会堂 光のホール
チケット | *本公演は終了しました。 【全席指定】会員3,600円 / 一般4,000円 / 高校生以下2,000円(公演当日学生証拝見)*未就学児は入場できません。 *「高校生以下」は公演日時点 |
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出演 | 解 説 高野和憲 萩大名[はぎだいみょう] 野村萬斎 ほか 右近左近[おこさこ] 茂山あきら ほか 樋の酒[ひのさけ] 野村万作 ほか |
チラシPDF | |
託児サービス | あり |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
*本公演におきましては、販売席数(収容人数)の制限はいたしません。[定員の100%]
萩大名[はぎだいみょう]
近々都から帰国することになった田舎大名が、太郎冠者の案内で、とある庭園に萩の花見に出かける。 風流者の亭主が、来客に必 ず一首所望することを知っている太郎冠者は、「七重八重 九重とこそ思ひしに 十重咲きいづる 萩の花かな」という聞き覚えの歌を 大名に教えておく。見事な庭を楽しんだ後、いよいよ歌を詠むことになるが、大名は...。
秋の風情豊かな庭を舞台に、豪快な大名と繊細な和歌の世界のギャップが笑いを誘います。三人の軽妙なやりとりをごゆっくりお楽しみください。
右近左近[おこさこ]
お百姓の右近は、伊勢講が成就したので一緒に参宮しようと妻を誘うが、妻は歩いて行くのは嫌だと言う。そこで右近は、左近の牛が 自分の田の作物を食べたので、その代償に牛をもらい、それに乗って いけばいいと言い、早速、妻を相手に訴訟の稽古を始める。しかし もともと口下手なうえ気の小さい右近。自分の訴えをうまく言えず、 地頭役の妻に厳しく責め立てられるうちに...。
狂言ならではの、か弱い夫とわわしい妻の真に迫る裁判ごっこ。結末は如何に? 和泉流では「内沙汰」(うちざた)という演目名で上演されています。
樋の酒[ひのさけ]
主人が太郎冠者に米蔵、次郎冠者に酒蔵の 番をするよう言いつけて出かける。次郎冠者が 早速酒蔵の酒を飲み始めるので、太郎冠者は うらやましくて仕方がない。そこで次郎冠者は、酒蔵から米蔵へ樋を渡して酒を流し、太郎冠者 にも飲ませることに成 功 する。すっかり調 子に 乗った二人は...。
本舞台と橋掛かりをそれぞれ蔵に見立て、能舞台ならではの構造を上手く活かした狂言です。樋から酒を飲む場面では賑やかな狂言小舞がいくつも登場する酒宴も見どころです。
各座席からの舞台の見え方
* 4 22 といった白文字の座席をクリックすると、その座席からの舞台の見え方(写真)が確認できます。
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*本年は、3演目とも能舞台上に柱はございません。