公開日 2023年01月09日
関東の野村家、関西の茂山家の共演で、
その至芸を、お楽しみいただく東西狂言の会。
春風が心地よき頃、狂言の醍醐味を、
ごゆっくりご堪能ください。
三鷹市公会堂 光のホール
チケット | 【完売】*本公演は終了しました。 【全席指定】会員3,600円 / 一般4,000円 / 高校生以下2,000円(公演当日学生証拝見)*未就学児は入場できません。 |
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出演 | 解 説 深田博治 宝の槌[たからのつち] 茂山千五郎 茂山茂 ほか 箕被[みかずき] 野村万作 ほか 悪太郎[あくたろう] 野村萬斎 ほか |
チラシPDF | |
託児サービス | あり |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
宝の槌[たからのつち]
主人は太郎冠者に、宝比べのための宝物を都へ行って求めてこいと命じる。都にやってきた太郎冠者が大声で宝物を探していると、ある男が蓬莱の島の鬼が持っていたという打出の小槌を売りつける。望むものは何でも出せると言われ、すっかり信じこんだ太郎冠者は、屋敷に戻ると主人の前で、早速馬を出すべく呪文を唱えるのだが…。
失敗した時は、言い訳が肝心? 太郎冠者の発想にご注目ください。
箕被[みかずき]
野村万作
連歌に熱中して家を顧みない夫は、自慢の発句を披露する会を開きたいと、妻にその用意を命じる。妻は貧しさを理由に反対し、どうしても会を催すなら離縁してほしいと言う。夫は暇のしるしに、妻の使い慣れた箕を渡すが、それを被った(箕を被く=箕被)妻の後ろ姿を見て、思わず発句を詠みかける。そこで妻は…。
夫婦の情愛がしみじみと描かれている佳作です。掛詞が巧みに織り込まれた連歌の掛け合いが、一つの見どころとなっています。
悪太郎[あくたろう]
野村萬斎
乱暴者の悪太郎は、酒を飲むことを非難する伯父を脅してやろうと、長刀を携えて出かけていく。ところが、そこでもさんざん酒を飲み、よい機嫌になると、帰る道すがら寝込んでしまう。後をつけてきた伯父は、道端に寝ている悪太郎を見つけて僧形にし、「今後は南無阿弥陀仏と名づける」と言い渡して去る。さて、目を覚ました悪太郎は…。
行き場の無いエネルギーを放出していた悪太郎ですが、「南無阿弥陀仏」と名づけられるのを境に舞台が一変します。狂言らしい笑いにあふれる前半と共に、悟りに至る後半もまた見どころです。
各座席からの舞台の見え方
* 4 22 といった白文字の座席をクリックすると、その座席からの舞台の見え方(写真)が確認できます。
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*本年は、3演目とも能舞台上に柱はございません。