公開日 2025年12月25日

関東の野村家、関西の茂山家の共演で、その至芸をお楽しみいただく東西狂言の会。
春風が心地よき頃、狂言の醍醐味を、ごゆっくりご堪能ください。
三鷹市公会堂 光のホール
| チケット | チケット発売日 会員2月14日(土) / 一般2月19日(木) 【全席指定】会員3,600円 / 一般4,000円 / 高校生以下2,000円(当日学生証拝見)*未就学児は入場できません。 |
|---|---|
| 出演 | 解説 内藤 連 舟渡聟[ふなわたしむこ] 野村万作 鬼瓦[おにがわら] 茂山あきら 茂山千之丞 釣針[つりばり] 野村萬斎 |
| チラシPDF | |
| 託児サービス | あり |
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)
舟渡聟[ふなわたしむこ]

野村万作
京都から初めて妻の実家に挨拶に行く聟が大津松本から渡し舟に乗る。
酒好きの船頭は、聟の持つ酒樽に目をつけ振舞うよう迫るが、断られると、舟を漕ぐのをやめたり、激しく揺らしたりして強引に無心する。聟は仕方なく酒を飲ませ、軽くなった酒樽を持って舅宅へ出向く。やがて外出していた舅が帰宅するが、舅は聟の顔を見てびっくり仰天。舅こそが先ほどの船頭だったのだ。舅は様を変え、顔を隠して対面するのだが…。
舟に乗っている様子が棹一本で表現されるなど、狂言のマイムとしての面白さがあります。舅と聟の掛け合いの妙をお楽しみください。
鬼瓦[おにがわら]

茂山千之丞

茂山あきら
長らく在京していた大名が、無事訴訟も叶い帰国することになる。これも日頃信仰している因幡薬師のおかげと、お礼と暇乞いのため太郎冠者を連れ参詣に出向く。お参りを済ませた二人がお堂の様子を見て回るうち、ふと見上げた屋根の鬼瓦が目に留まる。すると大名は急に泣き出してしまい…。
ほのぼのとしたユーモアのある、味わい深い狂言です。大名や太郎冠者とともに、お寺を見て歩いているような気分で御覧ください。
釣針[つりばり]

野村萬斎
独り身の主人が、同じく妻を持たない太郎冠者と共に妻を得ようと西宮の夷に参詣すると、西門に置いてある釣針で妻を釣るよう夢のお告げを賜る。太郎冠者は「釣ろうよ、釣ろうよ」とフシ面白くかけ声をかけながら、主人の妻に続いて、数人の腰元、さらには自身の妻を釣り上げる。主人が奥へ入った後、太郎冠者は自分の妻に対面するのだが…。
主人の代わりに次から次へと女たちを釣り上げる、太郎冠者の洒脱な舞が見どころです。色とりどりの装束に身を包んだ女たちがずらりと並ぶ、華やかな舞台をお楽しみください。
各座席からの舞台の見え方
* 4 22 といった白文字の座席をクリックすると、その座席からの舞台の見え方(写真)が確認できます。
*PCのブラウザ環境によってご覧になれない場合や、スマートフォンの方は、こちらのページからご確認ください。
*本公演は、3演目とも能舞台上に柱はありません。



![舟渡聟 [ふなわたしむこ]](file_contents/kyogen_funawatashimuko.jpg)
![鬼瓦[おにがわら]](file_contents/kyogen_onigawara.jpg)
![釣針[つりばり]](file_contents/kyogen_tsuribari.jpg)
