公開日 2023年03月09日

<企画展>

有三文学に描かれた兄弟

-対立する兄弟あにおとうと

2023年3月18日(土) ~ 2023年9月3日(日) 9:30~17:00
会場:三鷹市山本有三記念館
従弟の出井政史と有三
休館日

月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、休日を除く翌日・翌々日が休館)

入館料一般300円(20名以上の団体200円)
年間パスポート料1,000円
*年間パスポートの有効期限は、交付日から1年間です。同記念館の窓口にてお買い求めいただけます。
*「東京・ミュージアムぐるっとパス」を利用できます。
*中学生以下、障害者手帳持参の方とその介助者、校外学習の高校生以下と引率教諭は無料。

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団/三鷹市

電話:0422-42-6233(三鷹市山本有三記念館)

**************************************************************

山本有三は、約60年に及ぶ創作期間の中で兄弟を題材とした作品を数多く発表しています。「生命の冠」(大正9年)、「兄弟」(大正11年)、「ウミヒコ・ヤマヒコ」(大正12年)、「生きとし生けるもの」(大正15年)、「盲目の弟」(昭和4年)等のさまざまな作品の中で、意見の違いや感情の行き違いによって争い合う兄弟を繰り返し描き続けました。また、執筆には至らなかったものの、晩年には、兄・中大兄皇子と、弟・大海人皇子を題材とした大作を構想していたといいます。

兄弟の対立は有三にとって、生涯を通じた創作のテーマであったと言えます。なぜ有三は、自身の作品に対立する兄と弟を描き続けたのでしょうか。

本展では、有三の幼少期や創作秘話を明かした随筆等を紹介しながら、有三文学における兄弟について探ります。兄弟の対立から紐解く有三文学の世界をお楽しみください。

 

「新小説」
「新小説」
     『生きとし生けるもの』
『生きとし生けるもの』(文藝春秋社 昭和12年4月)

 

【MITAKA ARTS NEWS】

YouTube で見る