公開日 2021年11月09日
岩本えり
城山羊の会は、山内さんの書く言葉たちは、目耳口から脳内を刺激して何か身体に溶けていくような特別な感じがあって、観ていても自分が喋っていても同じくらいに始終身体をザワザワザワザワされてる感じになります。笑っちゃったり怖くなったり口が開いたままになります。コロナ禍、あまり先のことに思いを馳せるのをやめがちな日々が続いていますが、城山羊の会、あの感じの中をウロウロと過ごせるのかと思うと、妄想だけですでにザワザワを感じ、思いを馳せてしまっています。
岩谷健司
昨年末、コロナ渦で行われた城山羊の会はいつもと違い、お客さんとの面会禁止、飲み会禁止、打ち上げも無かった。
酒を飲んでいないので体調も良く、いつもより舞台上での不安は無かったもののやはり寂しく、終わった実感も湧かなかった。
本番終わりの居酒屋で、役者やスタッフとあーだこーだとくだらない話をしながら酒を飲んでいた少し前まで当たり前だった日常が、いかに大事な愛おしい瞬間だったかと思い知らされた。
今年、三鷹の居酒屋でそんな日々が戻ってくることを願って!
中山求一郎
城山羊の会に、初めて参加させていただきます。
数年前にオーディションを受けまして、その時はご縁がなかったのですが、人生とは捨てたもんじゃないんだなあ、と強く思います。
軽妙洒脱に世相に切り込んでいるようで切り込んでいない、いえ、やはり圧倒的に鋭く切り込んでいる山内ケンジさんの作品が、とてもとても好きです。
世の中に充満している形容しがたい「空気」を、これほど痛切にキャッチして、会話劇の作品に昇華する作家さんが、どれ程いるだろうか、と思います。
今回ご一緒できること、とても楽しみです。
三鷹には、大学生の頃に2年ほど住んでいまして、星のホールにも、よく足を運んでいたので思い入れもひとしおです。
嬉しい御縁に感謝です。
ぜひ劇場へお越しいただけたら。
心より。
春原愛良
三鷹市芸術文化センターで、城山羊の会に参加できると思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。私の人生は思いもよらぬ出来事が突然やってくるなあ、なんて思ったり。山内さんにお会いした時、私の目をしっかり見て「一緒にやりましょう」と声をかけてくださったことも。
1カ月2カ月と先のことが全く見えない世の中だけれど、それでも山内さんや共演する方々と公演を見に来てくださる皆様に会える日を楽しみに思いながら、この揺れ動く波に全力で乗ってみようと思います!ああ楽しみですっ!!
岡部たかし
素敵な劇場はたくさんあれど、三鷹市芸術文化センターにはここにしかない素敵がある。
それは森元隆樹さんが在るという素敵。
森元さんは三鷹市の財団職員で、この劇場を統括されています。
職員としての仕事は多忙であるのに、城山羊の会では毎回オープニングの口上を務めるため舞台に登壇。とても流暢なソレに耳を傾けていると、なんでかピストルで撃たれて悶え苦しむ。独特の間、出で立ちで演じ、オープニングから観客に大きな衝撃を与えて劇に誘う。役目を終えると舞台を降壇し職員としての業務へ。まるで大谷翔平みたい…素敵。
そう思うのは僕だけだろうか。僕だけかもしんない。
今回の城山羊の会もオープニングから必見です。たぶん。
朝比奈竜生(青年団演出部)
広くつげるのでなければ、狭くじゃれればいいですか?
両親が医者です。ワクチンは母の病院で打ちました。父は医者や弁護士は社会の尻拭いだ、建築家になりたかった、と言いました。僕は、似たようなつもりで演劇をできないか、と思ってました。
「演劇とペスト」という文章があるそうです。どういう意味でしょう?
変わらないものがあると信じられません。せめて皮肉に笑いあう友人が欲しかったです。
先輩は金持ちばかり出る芝居は嫌いだと言いました。僕は大学の頃の友人にも観てもらいやすいかも、と思いました。銭湯で汗を流さず、頭まで水風呂に浸かる人を好きになれません。去年の5月、ずっとネトフリを観てて幸せでした。
笑えたらいいです。
城山羊の会『ワクチンの夜』公演情報は、こちらのページから