公開日 2023年11月02日
岩谷健司 Kenji Iwaya
前回の三鷹では「ワクチンの夜」という作品を上演させていただきました。女優の岩本えりさんが私の妻で、今回も出ている朝比奈竜生さんが息子、岡部たかしさんが私の父でした。劇中、私が二階から一階に降りてくるシーンがありまして、少し刺激的な登場シーンでしたので、客席が騒然としてしまい、私は次の台詞をなかなか言うことができませんでした。いい思い出です。劇場の担当の森元さんも笑っていました。私はそんな表現に寛容な三鷹市芸術文化センターが大好きです。
村上穂乃佳 Honoka Murakami
自身の初舞台が城山羊の会であり、星のホールで。2度目の機会になんだかとてもご縁を感じています。星のホールへ行くたびに、素敵な作品に出会い、あの時に思いを焦がしながら、ホワホワな足取りで三鷹駅まで歩いて帰っていました。その帰路の時間も少し特別で好き、だったりします。今や城山羊の会、山内ケンジさんの強化ヲタクと化してしまった私ですが……今回も真摯に愉しく、使命を全うしたい、そういう思いです。ぜひ劇場に、“ひとたち”を、覗き見しに来てください。
岡部ひろき Hiroki Okabe
十数年前、小学生の時、ここ三鷹市芸術文化センターで城山羊の会の作品を幾つか観させていただいた記憶があります。仕方のないことですが、当時、全然意味が分からなかったです。恥ずかしい。そんな僕が大人になって、三鷹市芸術文化センターで城山羊の会に出演させていただきます。エモいです。素敵な劇場で、素敵な方たちとご一緒させていただけるという幸せ。エグいです。とにかく、楽しみです。楽しみます。
朝比奈竜生 Ryusei Asahina
山内さんのオーディションで台詞を言って、とても、しっくりきたので、出演のお誘いがあると、二つ返事で答えているつもりです。もろもろのスケベ心がないとは言いません。『温暖化の秋』で、ある登場人物がDVすると知られつつ、今、自分はカウンセリングを受けている、だから、付き合ってくれ、といった台詞を言うのを聞き、笑ってしまいました。会場の雰囲気等もあるでしょうが、その台詞が笑えるように書かれ、上演されることが、とても健康に感じました。人とどう関わるか、戸惑ったり、後悔したりします。引きこもりたくなります。が、今回は、台詞がしっくりきたのと、もろもろのスケベ心から出演することにします、と、後付けで言ってみます。
石黒麻衣 Mai Ishiguro
このたび、城山羊の会に初めて出演させていただきます。いまだに出演できることが夢の中のことのように思いつつ、毎日頭から離れることがありません。初めて城山羊の会を観た時の衝撃はすさまじく、どこでも観たことの無いリアリティ、緻密な構成と会話、ユーモアの中に、自分が見てきたもの、そしてそれ以上の人間の真実が描かれていました。山内様の作品に対する真摯さに憧れと太刀打ちできない自身の無力さを同時に感じておりましたが、このたびその城山羊の会の世界の中で生きられるということ、冒頭にも申しましたが、信じられないような心持ちです。精一杯力を尽くして、ただただ登場人物としてその場に在りたいと思っております。
原田麻由 Mayu Harada
『身の引きしまる思い』の公演は何年前だろう、と調べてみたら10年前でした。城山羊の会のファンになってからは15 年も経っている。人見知りの私は、10年も城山羊の会の方たちとのお付き合いさせていただいているとは思えないほど、全く打ち解けていない。今日のチラシの裏面の撮影ですら緊張しているし12月の公演を考えると胃が縮み上がる。けれど、それを遥かに上回るほどの嬉しさで震えてもいるのです。城山羊の会、ぜひ多くの方々に観ていただきたい舞台です。
J.K.Goodman
あの城山羊の会にまさか出演できることになるとは。
苦労の末やっとこの憧れの舞台にあがれることになりました!!
ということなら一つの美談なのでしょうけども、そういう自覚もなく。
変な話だなー。また笑っちゃったなー。あの館長(っぽいけど、ただの職員だそうです)ただ者じゃないなー。あー面白かった。見終わって駅までぼんやりと満ち足りて歩いて帰る、あの幸せな時間が今になると間抜けにさえ感じております。想像してごらん、そういう人が出演することになった状況を。怖っ!
こんな錚々たるメンバーとご一緒できて幸せです。でも怖っ!
山内さんの台本やれるなんて役者冥利に尽きます。いや怖っ!
岡部たかし Takashi Okabe
芝居作りにはコミュニケーションが必要です。以前、城山羊の会でブライアリーロングさんと共演したとき、僕は日本語しか話せないので心配しましたが、彼女は数ヵ国語を操り日本語も達者でしたので、コミュニケーションをとるのになんの問題もありませんでした。今回城山羊初出演のJ.K.Goodmanさんは何ヵ国語話せるのか、そもどこの言語でくるのかわかりませんが、駅前留学なり僕なりに準備できることをしてJ.K.Goodmanさんともよいコミュニケーションを図りたいと思っています。同じく初出演の石黒さんについては「石黒麻衣」なので心配しておりません。
城山羊の会『萎れた花の弁明』公演情報は、こちらのページから