公開日 2026年03月05日

戯曲から小説へ ―越境する有三文学を読む―
2026年 4月25日(土) ~ 9月6日(日)   9:30〜17:00
会場:三鷹市山本有三記念館
有三と長男(昭和2年頃)
有三と長男(昭和2年頃)
休館日

月曜日

(5/4、7/20は開館)、
5/7(木)、5/8(金)、7/21(火)、7/22(水)
入館料一般300円(20名以上の団体200円)
年間パスポート料1,000円
*年間パスポートの有効期限は、交付日から1年間です。同記念館の窓口にてお買い求めいただけます。
*「東京・ミュージアムぐるっとパス」を利用できます。
*中学生以下、障害者手帳持参の方とその介助者、校外学習の高校生以下と引率教諭は無料。

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団/三鷹市

電話:0422-42-6233(三鷹市山本有三記念館)


「風」スクラップブック
「風」スクラップブック
『女人哀詞』 初版本 四六書院 / 昭和6年
『女人哀詞』 初版本 四六書院 / 昭和6年
書「芸術はあらはれなり」
書「芸術はあらはれなり」
 

山本有三は、劇作家として、そして小説家として活躍した作家です。明治末期から大正にかけては劇作家として、大正末期から昭和にかけては小説家として活動しました。大正11(1922)年から昭和5(1930)年にかけては戯曲と小説を並行して発表しています。有三は、大正10年の随筆(「芸術は「あらわれ」なり」)のなかで、「題材そのものに、戯曲的題材だとか、小説的題材だとか、そんなきまったものはない」と述べています。その言葉を裏付けるように、同時期の作品には、「小説的」と評される戯曲「父親」(大正14 年)や「女人哀詞」(昭和5年)、また、戯曲に通じる緊密な構成によって組み立てられた小説「兄弟」(大正11年)や「風」(昭和5~6年)といった作品があります。

本展では、戯曲と小説のそれぞれに代表作を持ち、両分野の枠組みを越境するかのような味わいを持つ有三文学の特性を取り上げ、作品の魅力についてご紹介します。日本画家・川端龍子の挿絵とともに「東京大阪朝日新聞」に掲載された「風」のスクラップブックや、書き込み入りの『女人哀詞』(四六書院 昭和6年)の初版本、有三の芸術観を表した「芸術はあらはれなり」の書(レプリカ)等の貴重な資料を展示します。どうぞお楽しみください。