公開日 2017年05月30日

アレクサンダー・クリッヒェル ピアノ・リサイタル

名門ソニー・クラシカルと専属契約を結ぶドイツの新鋭ピアニスト
瑞々しい感性と溢れる歌心のガーシュウィン、ラヴェル、ムソルグスキー

©Henning Ross
©Henning Ross
2017年12月2日(土) 15:00開演
三鷹市芸術文化センター 風のホール
チケット
本公演は終了しました。    
【全席指定】会員 S席4,050円  A席3,150円
一般 S席4,500円  A席3,500円
U-23(23歳以下/S席・A席共通) 2,500円
*U-23料金ご利用の中学生以上の方は公演当日に身分証明書をご持参ください。
出演アレクサンダー・クリッヒェル(ピアノ)
曲目ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ独奏版)
ラヴェル:夜のガスパール
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
チラシPDFflyer[PDF:747KB]
託児サービス申込終了  

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団

電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)

美しい旋律とハーモニーの溢れる作品を、歌うように奏でることで瞬く間にヨーロッパの聴衆の心を掴んだピアノ界のライジング・スター、アレクサンダー・クリッヒェル。1989年にドイツ・ハンブルクで、ドイツ人の父とイタリア人の母のもとに生まれたクリッヒェルは、ロシア出身の二人の高名なピアニスト、故ウラディミール・クライネフとドミトリー・アレクセーエフに師事しました。弱冠22歳でSONYクラシカルと専属契約を結び、2年後の2013年には、権威あるドイツ・エコー賞で「ニューカマー・オブ・ジ・イヤー」を受賞。現在、最も期待される若手ピアニストの一人として注目されており、世界各国の著名な音楽祭やリサイタル、オーケストラ公演への出演オファーも続いています。

今回のプログラムは、今年没後80年のフランスの作曲家、ラヴェルを中心とし、彼に縁のある二人の作曲家、ガーシュウィン、ムソルグスキーの作品で組まれました。前半は、ラヴェルに管弦楽法の教えを求めたガーシュウィンが、「貴方は既に一流のガーシュウィンです。今さら二流のラヴェルになる必要はありません」と言われ、ジャズとクラシック両方のジャンルを横断する独自の道を歩み、生み出したヒット曲『ラプソディ・イン・ブルー』のピアノ独奏版と、華麗な演奏技術と極彩色に彩られた“音色の魔術師”ラヴェルの『夜のガスパール』をお贈りします。

後半は、そのラヴェルが管弦楽版を手掛けたことで広く世に知られるようになった、「ロシア五人組」(主に1850年代から70年代にかけて活躍した作曲家集団)を代表するムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』をお聴きいただきます。これら19世紀後半から20世紀にかけての大曲3つを、クリッヒェルは定評ある繊細でクリアなタッチと多彩な音色のパレットで、鮮やかに感情豊かに描いていくことでしょう。

クリッヒェルは、実は数学オリンピックやドイツ政府主催の外国語コンクール、さらには生物学の研究活動を審査するコンクールでも入賞を果たし、ハンブルク大学の聴講生として数学を学んだこともあるという異色の経歴と才能の持ち主です。さまざまな才能を持ち合わせている中から、生涯を掛けて情熱を注ぐ職業としてピアニストの道を選んだ彼は、必ずや遠くない将来、名ピアニストのリストの中にその名を刻むことになるに違いありません。未来の巨匠の弾くラヴェルは必聴です。お聴き逃しなく!

インタビュー

アレクサンダー・クリッヒェルさんに、メール・インタビューを行いました。
http://mitaka-sportsandculture.or.jp/interview/20171202/

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