公開日 2019年07月14日

CINEMA SPECIAL 名監督×名女優

成瀬巳喜男×高峰秀子『女が階段を上る時』『浮雲』

成瀬巳喜男×高峰秀子『女が階段を上る時』『浮雲』
2019年10月19日(土) 昼の部11:00 / 夜の部16:00上映開始
三鷹市芸術文化センター 星のホール
チケット
*終了しました。【昼の部完売】    
【全席指定】各回2本立て / 昼夜入替制
1本目と2本目の間に、約30分間の休憩あり
各回 会員900円/一般1,000円/学生800円
*未就学児は入場できません。
上映作品成瀬巳喜男×高峰秀子『女が階段を上る時』『浮雲』
チラシPDF
託児サービスなし  

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団

電話:0422-47-5122(三鷹市芸術文化センターチケットカウンター)

 

作品名 上映時間 昼の部 夜の部
女が階段を上る時 111 [昼] 11:00–12:51 [夜] 16:00–17:51
浮雲 124 [昼] 13:20–15:24 [夜] 18:20–20:24

協力:東宝株式会社、日活株式会社、株式会社KADOKAWA、
   松竹株式会社、TOHOマーケティング株式会社、崑プロ


【お客様へ】
 上映に際しましては、試写を行うなど最善を尽くしておりますが、
 製作年数が古いため、映像・音声が悪い場合がございます。
 ご了承のうえ、ご覧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

『女が階段を上る時』(東宝/1960年/111分/白黒/35mm)

女が階段を上る時
©TOHO CO., LTD.

監督:成瀬巳喜男 
脚本:菊島隆三 衣装:高峰秀子
出演:高峰秀子、仲代達矢、森 雅之、淡路恵子、
   団 令子、小沢栄太郎、山茶花 究、沢村貞子

酸いも甘いも、清も濁も、すべて飲み干した者だけが生き残る銀座の夜を、流されることなく泳いできた、雇われマダムの圭子(高峰秀子)。下心を舌で転がす客の男や、成り上がるためなら手管を厭わない後輩のホステス、そして金の無心ばかりする家族に足を取られながらも、前を向き、したたかに生き続ける女の凄みと弱さを、成瀬監督が見事に描ききった傑作である。

 

『浮雲』(東宝/1955年/124分/白黒/DCP)

浮雲
©TOHO CO., LTD.

監督:成瀬巳喜男 
原作:林芙美子『浮雲』 脚本:水木洋子
出演:高峰秀子、森 雅之、岡田茉莉子、加東大介、
   山形 勲、金子信雄、ロイ・ジェームス、中北千枝子

【監督:成瀬巳喜男/ 主演:高峰秀子】の名コンビが生んだ代表作にして、日本映画が誇る稀代の名作。本作を見た小津安二郎監督は「俺にできないシャシンは、溝口の『祇園の姉妹』と、成瀬の『浮雲』だけだ」と語ったという。原作:林芙美子、脚本:水木洋子が紡ぎ出したセリフの美しさを、撮影:玉井正夫、美術:中古智、照明:石井長四郎をはじめとする「成瀬組」の名スタッフが、見事に編み上げていく。

 

 


成瀬巳喜男

 
【成瀬巳喜男】

1905年(明治38年)東京に生まれる。1920年(大正9年)松竹蒲田撮影所に入社。1930年(昭和5年)短篇ナンセンス喜劇映画『チャンバラ夫婦』で監督デビュー。戦時下においても『鶴八鶴次郎』『歌行燈』『芝居道』などの傑作を残し、戦後も『めし』『浮雲』『稲妻』『山の音』など、数々の名作を世に送り出した、日本映画を代表する巨匠の一人である。1969年(昭和44年)7月2日永眠。享年63歳。

高峰秀子

 
【高峰秀子】

1924年(大正13年)北海道に生まれる。1929年(昭和4年)に、野村芳亭監督の『母』でデビュー。「デコちゃん」と呼ばれ、天才子役スターとして愛された後、大人の女優としても、成瀬巳喜男、木下惠介、小津安二郎、豊田四郎、稲垣浩、五所平之助など、日本映画を彩る錚々たる巨匠のもと、数多くの名画の中で輝き続けた。2010年(平成22年)12月28日永眠。享年86歳。

 
CINEMA SPECIAL 名監督×名女優 lineup

 

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